2015年1月2日

新年そうそうは、たいてい快晴の富士山を眺めながらの山歩きをするのが恒例となっている。今年の元旦は小雪舞う初詣となった。そして夕方に雪がやんだら、家から眺める丹沢方面の視界がでて山が白くなっていた。それほど積もっているわけではないけれど、翌日ならば新雪の尾根歩きを楽しめそうだった。歩いてみようかな〜

正月の三が日は山へ行ったことがなかったので、例年通りダラダラ夜更かししてしまい、翌日目覚ましがなっても起きるのが億劫で、また寝てしまった。少したってまた目が覚めてど〜しよ〜。布団からでたくない、でもここで日和ったら後悔しそう、などとグダグダしたあげく、急いで支度をして家を出た。

いつもより遅い出発となったが、ふもとも雪化粧でいい感じ。曇りがちだった空もしだいに晴れて富士山がくっきり。これぞ新年の山歩き、という晴れ晴れとした気分となる。当初の目論見では蛭ヶ岳だったけれど、出発が遅かったので明るいうちに下山できる時間から逆算して不動ノ峰あたりまで行くことにした。

丹沢の山並み全体がうっすらと白いベールでおおわれているようで、とても美しい。標識からすこし先に進んだ所にお気に入りのパノラマスポットがあり、そこで腰をおろしてティータイムとする。見下ろす棚沢の頭に人の姿。単独の若い女性がやってきた。小さなザックなのできっと朝早くに出発して蛭ヶ岳まで行って来たのだろう。私もそのはずだったのに、と少しうらやむ。

ずっと富士山がきれいに見える新雪の尾根歩き。ほんとに気持ちがよくて楽しかった。蛭までは手が届かなかったけれど、たくさん歩いた気持ちにもなれた。朝ヌクヌクの布団の中で日和らずによかった〜。幸先のよい山歩きができたと清々しい気持ちで来た道をもどった。