ブナの沢旅ブナの沢旅
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2013.04.22
大倉〜蛭ヶ岳(往復)
カテゴリー:ハイキング

2013年4月22日

 

今年の連休はいつもより少し長い縦走を計画した。とにかく成否はひとえに天候にかかっているので日程はぎりぎりまで予報を待つことにした。そのために連休前半か後半かの日程が確定しないまま数日の出張に出かけることになった。もし前半に決まれば帰ってすぐの山となる。出張中は体を動かすことなくエキゾチックな食事をとり続けることになるためちょっと不安。

ということで、あわただしいけれど出発前日の22日に丹沢を歩くことにした。できれば塔ノ岳まででいいからボッカした方がいいと思ったが、いっかにもトレーニングという山行は性に合わないので、けっこう歩きでのある大倉から蛭ヶ岳を往復することにした。大倉から蛭までの往復はこれまで2回試みたけれど、体調不良だの悪天だのの理由でまだやり遂げていないのだ。

張り切りすぎて最初にペースを上げると逆効果だとわかっているので、塔ノ岳までは休憩を取らずにゆっくり歩くことにした。今までのコースタイム記録から見ると遅めだったが、日が長いので蛭ヶ岳の到着時間をそれほど気にせずにすんだ。

麓は新緑が美しく自然と心が華やいだ。今の季節にしてはとても空が澄んでいて富士山だけでなく遠く南アルプスまではっきりと見渡せた。半年ぶりの丹沢だが、新緑の季節はなかなかいい感じ~。木道がやたら増えているなあと思いながら丹沢山へ着いてようやく休憩。ここで今回は大丈夫そうだと確信しながら蛭へ向かう。

中腹から稜線はまだ芽吹きの気配もないけれど、不動ノ峰へ向かう途中で見下ろした見渡す限りの自然林が萌え始める様子を見たいなどと思いながら順調に蛭ヶ岳へ到着~。5時間半と、以前西野々に抜けたときよりも時間はかかったけれど、まあ順調なペースだと納得。

一休みして来た道を戻るが、さすがに塔ノ岳まで何度も繰り返す登り返しはきつかった-。
塔に戻ったのは3時近かったが平日にもかかわらず多くのハイカーがいるのでビックリ。登り返しも辛いが、塔からの下りでは後半膝が痛くなり、やっとの思いで大倉に帰ってきた。登り初めが7時で戻ったのが5時だからちょうど10時間の長時間ハイキング。それもこれも縦走をやり遂げたいという気合いがあったからできたのだろう。

それにしても大倉~蛭ヶ岳は楽しさと辛さの按配がほどよい、いいトレーニングコースだと思った。連休が明けてブナが芽吹くころ、また丹沢に歩きに来ようと思う。

大倉7:05-丹沢山11:00-蛭ヶ岳12:35-丹沢山14:09-大倉16:55