2010年6月20日

梅雨入りしてからは雨が降るかと思うと晴れたり、晴れかと思うと大降りになったりと不安定な状態が続いています。そんな中、沢とものsumireさんが計画していたところに急遽飛び入り参加させてもらい、3年ぶり4度目のマスキ嵐沢に行ってきました。

丹沢の短いけれどきれいで易しい沢です。けれど油断は禁物。3年前の前回はまだ山岳会に所属していたときで、ベテランも含めわいわいガヤガヤの沢登りとなったのですが、それが災いしてか、しょっぱなから入渓点を間違え、やけに急なルンゼのようなナメ床をどんどん登ってしまったのです。その時のご愛嬌のエピソードが懐かしく思い出されました。

水量は今までで一番多かったので、予想以上に楽しむことができました。とくに核心部の2段15m滝はけっこうの迫力。直登なんて無理だなあと、右手に逃げ道を探したのですが、sumireさんはこの滝を登るという固い決意をもって来たようで、シャワーをいとわず果敢に直登。やるなあ～と感心しているだけでは済みません。ロープ確保でつづきますが、中段の水流トラバースは思い切りがいりました。

倒木があったりで以前よりも少し荒れた感じがしましたが、短い行程の中でナメ床の間に登れる滝が連続し、丹沢ではお気に入りの沢の一つです。

今回は初めて権現山に登り、そこから登山道のない尾根を下って駐車した藤嵐沢出合の林道に下りました。みなで読図に注意しなければいけないと意識していたのですが、750mを下ったあたりの尾根が分岐するとことで少しはずしてしまいました。恐ろしい急斜面の植林帯となり、おかしいと思ってトラバースをして無事軌道修正。あとでGPSの軌跡を見せてもらうと、2万5000分の1の地図ではあらわれない微妙な小尾根があって、そちらに引き込まれてしまったことがわかりました。

ということで、最後は読図の勉強もでき、思いっきりシャワークライムが楽しめた充実の一日となりました。

 藤嵐沢出合前林道9:25-マスキ嵐沢出合9:45/10:10-登山道13:40/14:10-権現山14:25-林道藤嵐沢出合前林道15:50