ブナの沢旅ブナの沢旅
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2007.03.03
白倉山〜三依山
カテゴリー:雪山

2007年3月3−4日

 

連れていってもらうのではなく、自分で雪の森でテントを張って泊まりたい。そんな思いで駅から登れる手軽な男鹿の白倉山から三依山への縦走を計画した。会津野猿鉄道で上三依駅に降りるが、まったく雪がない。稜線に出ればあるだろうと期待して、駅前の道路を渡って適当に急斜面にとりつく。見た目以上に急なざれた斜面を冷や汗をかきながら200mほど登り尾根にのる。

一休みして尾根伝いに白倉山方面にすすむが雪はところどころについてるだけだ。なんどかアップダウンを繰り返し、ようやく最後ののぼりになったあたりから本格的に雪も出てきて、ブナの大木も見られるようになってきた。山頂はおわんをかぶせたようにずんぐりしていて、素朴なプレートがかかっていた。日留賀岳が目の前にみえる。いつか縦走してみたい。

白倉山からは快適なくだりで、30分ほどで地図で見当をつけていた平らな森となり、ここにテントを張る。なかなか素敵なところで、初めての独自テント泊にもってこいのテン場だ。とても暖かいので雪を掘ってベンチをつをつくり、外で食事。ビールがおいしいこと!野菜たっぷりの焼きビーフンと生ハムのサラダで大満足。

翌朝もいい天気で、暑いくらいだ。緩やかに尾根を下り尾頭峠へ。この下には塩原から会津へ抜ける国道が走っている。三依山へはさらに二山ほどを越えてたどり着く。問題は下山路だ。中三依駅に向けて尾根を下るのだが、慎重な読図をしないとむずかしそう。

1000mまで下ったところから北に向かう尾根にのり、さらに下って二俣を左の斜面にすすむまではよかった。ところが尾根筋が明瞭でないため、雪がなくなり笹薮がひどくなったあたりで藪を避けるように西に向かいすぎてしまい方角を見失ってしまった。トラバース気味に東方向へ下っていくと急斜面の植林帯となり、尻餅をつきながら急降下。

下りきったところは細い沢筋で、沢づたいに降りていくと林道になって事なきをえた。楽しみにしていた温泉はどこも4月まで休業中でがっかり。駅で着替えをしてザックを置いて近くの蕎麦屋に入った。最後読図が少しうまくいかなかったが、自力初テント山行に乾杯

 

コースタイム:記録せず