ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2015.02.12
白毛門のファンタジー

年末につづいて今シーズン2度目の白毛門です。こんなことは私にとって珍しいことですが、前回は途中までだったことと、2月中旬の厳冬期はどんな状態になるのだろうという恐いもの見たさ的好奇心です。まあお隣の谷川岳でもよかったけれど、みんな考える事同じじゃないですか。そういうときに行くのもしゃくですからね。??ここは降雪後の晴れた平日のために取っておくことにしました。

電車とバスを乗り継いで行くので少々遅目の出発なのは仕方なし。だから期待してなくても大抵トレースがあるんです。1ヶ月半の間に積雪量はかなり増えていて、標識はどれも完全に埋もれていました。

尾根に乗ると雪庇の発達が顕著でした。そのために小さなポコがけっこうな雪庇の壁となって立ちはだかっており、トレースも直登せずトラバース。見上げると雪庇がのしかかるようで、ちょっとやばくないかな〜っていう感じでした。

幾つか目の雪壁を巻き上がった所で先行者に追いつき、まずはお礼のご挨拶。単独男性と3人パーティでした。白毛門はこの日私を入れて5人だけ。3人Pは若手の女性を男性2人がはさんでサポートしながら登ってました。羨ましい限りです。あ〜あ、私ももっと若いときに山岳会に入っていれば、こんな風に大事に育ててもらえただろうな〜なんて。

松ノ木沢の頭あたり(標識埋没)で、みんなで休憩してどうするか何となく相談します。やはり時間がかかっていてこの段階ですでに1時過ぎ。誰もが山頂は無理と思っています。そんな中、単独の男性は行ける所まで行くとのこと。内心オオッ。私は迷いましたが、バスの時間を逆算して引き返すことを伝えました。お別れの挨拶をしていたら、なんだか遠くに旅立ってしまう友人を見送る気持ちに似た感情がわいて、ずっとラッセルしながら登って行く姿を呆然と立ち止まって見つめていました。

真っ青な空にそびえ立つ真っ白な斜面にトレースが延びて行く様はほんとにかっこ良く、このまま引き返したら後悔しそうな気がしてきました。やっぱりギリギリまで粘ろう。あとに続いて登り始めました。でも追いついてラッセルを交代するなんておこがましく、おとなしくついていくことにしました。以前とある山で、珍しく私たちがつけたトレースをたどって追いついた人が、最後だけ自分がラッセルするのは申し訳ないと先に進もうとしなかったことを思い出したのです。その時、世の中にはそういう考え方があるんだと、知りました。たとえ申し出たとしてもあっという間に撃沈したでしょうけどね。

ジリジリと高度を上げて行ったのですが山頂下の岩瘤手前に大きなクラックができていて越えられそうにありません。同時に私のタイムリミットとなり、今度は未練なく下山を決めました。お礼をいって清々しい気持ちで引き返しました。先行者もその後すぐに断念。

山頂まであと一歩という所でした。年末より頑張ったぞっ。なによりも過程が素晴らしかった。残雪期は簡単に登れるけれど、厳冬期の今の時期にしか味わえない雪の質と量を思う存分楽しむ事ができました。それも同じ日に同じ山に登った人達に助けられてのこと。つかの間のことですが一方的な連帯感を覚えるほどでした。

こういう山登りもいいものですね。ありがとうございました〜



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2015.02.09
日光三峰五禅頂の道で精神修行@社山

世界遺産観光地の山なので、それにふさわしげな重厚なタイトルをつけてみました。社山だけじゃどんな所かどんな山かピンときませんものね。

2月7日は稀に見る晴れの特異日となり、どの山も晴れマーク!一人で手軽にいける雪山といえば真っ先に谷川方面が思い浮かんだのですが、今年の私には使命があるのです。まだ足を運んだ事のない山域に公共の交通機関を使って行ってみる、と。

そんなわけで日光に様子を見に行く事にしました。そして一番手軽そうで人出が多くなさそうな、じみ〜な社山を選んだというわけです。それほど積極的に行きたい山ではなかったけれど、今回の目的は現地の様子を知ること。

浅草から東武線に乗るときはいつも会津田島行きの車両に乗るので知らなかったのですが、東武日光行きは北千住でちょっとした通勤ラッシュ帯のような込みようで、それも大多数が雪山ハイカー。ビックリしました。

でも結局電車で社山に登ったのは私一人でした。みんなどこへ行ったんだろう〜。中禅寺温泉バス停から湖岸にでるとはるか対岸方面にきれいな三角錐の山が見えます。ああ、あれが社山なのね〜

最初は遠くに感じた山がどんどん近づいて行き、楽勝気分満々でした。早くつき過ぎちゃうかもしれないから、帰りは半月峠経由で帰ろうかな、なんて暢気なものです。尾根に上がってからはシューをアイゼンに変えましたが、お気楽ハイキングなので経アイゼンでした。

ずっと水平道だったぶん登り始めるとけっこう急登です。風で雪が飛ばされている痩せ尾根の斜面は軽アイゼンではちょっと不安になるほどで、甘かった。そしてもうすぐ山頂かな、と思った所でさらに先の峰が見えてきました。あれっと思ったけど、そうかもう一つ先ねと、気を取り直して登ります。それなのにまた期待が裏切られました。そんなことを5回ほども繰り返し、気分的に参ってしまいました。なんか心理戦にハマってやられてしまった感じです。

なんだか永遠にたどり着けない気分になり、これでダメなら諦めようとさえ思った頃、ようやく、ようやく山頂へ。へたり込んでしまいました。ア〜ア、甘く見ていたバチが当ったんだわ。でも諦めなくて良かった!なんて、最初からしっかりと調べて地図を確認していればこんな思いをせずにすんだというだけのことなんですけどね。だってあとから考えれば永遠に思えたアップダウンはたかが1時間半ちょっと。

心の持ちようと体が繋がっていることを改めて実感させられました。でも中禅寺湖と男体山や奥日光、足尾の山並みの展望は抜群で、下りは余裕で展望を楽しみ、阿世潟の湖でくつろぎました。

帰ってから知ったのですが、社山への道は中世以来の修験道、三峰五禅頂のなかで最も困難だった夏峰ルートに含まれていたとのこと(詳しくは後日山行記録にて)。そんなわけで、くしくも修験道のお試し山行となったのでした。

人気の山域だけあって電車、バスともに便がよく、次回は男体山に登って社山に続く尾根の様子をじっくり眺めようと思いました。そしていつか阿世潟から夏峰ルートの尾根を登って社山の先の黒檜岳へも。。。

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(正面左の山容に騙されました!)         (春の兆しを感じた湖の岸辺)



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2015.01.28
ブナの樹氷と山頂の夜景

会いたかった♪ 会いたかった♪ 会いたかった♪ Yes!〜

ようやく実現した樹氷のブナの森歩きで、思わずこんな歌詞が頭の中でヘビーローテーションしていました。もっとしっとりとしたメロディーが出てくればよかったのに、きっと気持ちが高揚してうれしくてしょうがなかったのでしょう。(まあ、松田聖子の「あなたに逢いたくて」とかが出なくてホッ。でも、だからといってYes!とさけぶ彼女達が好きというわけではありませんからね)

今年初めてのブナの山旅に行ってきました。今シーズンの東北はずっと悪天続きで気をもんだのですが、ベストコンディションとは言わないまでも、風もなく穏やかな天候で青空もちょっと挨拶に来てくれました。

ガスが立ちこめるブナの森はとても幻想的で神々しい美しさでした。そして突然太陽が差し込み、光景が一変。2日間とも、こんな風に天候はめまぐるしく変化しました。そしてその度に、同じ山、同じ森とは思えない景色が目の前に広がり、私たちを魅了したのでした。

積雪の状態がわからなかったので控えめな計画をたてました。南面白山をへて桶ノ沢源頭部でテント泊とし、翌日空身で大東岳に登って往路を戻るというものです。ところがいくつかの幸運が重なり、大東岳に登って山頂でテントを張って泊まるという予想もしていなかった展開となりました。厳冬期に東北の山の山頂でテント泊です!

二口山塊の雄といわれる大東岳。百名山の物差しではまったく問題外の標高ですが、どっしりとした山容の独立峰で、なによりも全山ブナの山なのです。帰路、南面白山からみた大東岳は雲海に浮かぶ天空の城のよう。あのテッペンにテントを張って夜を過ごし、山形平野のきらめく夜景に目を奪われたことをいつまでも忘れないでしょう。



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2015.01.20
たなからぼたもち大菩薩嶺

自分でも予想外の展開で大菩薩嶺に登ってきました。ことの顛末はというと・・・

1月17−18日は恒例となっている大学時代の友人達とのグダグダ温泉旅行の予定が随分前から入っていて、幹事さんからは欠席やキャンセル厳禁と、きつ〜く言われていました。行き先も連絡を受けてはいたのですが、(大きな声ではいえないけれど)どこでもよかったので、山梨のひなびた温泉らしいという程度の認識。(大きな声では言えないけれど)ずっと悪天続きの行きたい山の天気がよかったら、しゃくだな〜なんて不謹慎な気持ちもちらり。

ところが今年に入って最終確認の連絡で、送迎バスに乗り遅れたら路線バスで来ること、停留所は大菩薩峠登山口とのこと。ええっ。と、ここで急に目が覚めて、あらためて行き先を確認した所、裂石温泉の曇峰荘とありました。登山口の目の前の温泉なんだ〜。翌日山に登らない手はありません。なぜ大菩薩嶺に登るのか。なぜならそこに大菩薩嶺があるから・・・なんて、聞いたことあるような台詞だけれど、今回はそれがホントのところでした。

とはいえ、先週はずっと地方出張で温泉旅行前日も最終電車で真夜中の帰宅。ちょっとしんどいかな〜、やっぱり日曜日は休養かな〜、迷いました。でもその時1年前の蓼科旅行を思い出したんです。同じ友人達と忘年会で蓼科に行って翌日ピラタスロープウェイに乗って山頂駅でちょっとブラブラ。雪山装備の登山者に混じり、こちらはだらけた観光客でした。その時自分がみじめに思えたことを。

今年は日和らないと、「新年の誓い」をたてたばかり。せめて山行の準備だけはして行こうと、夜中にゴソゴソ支度をすませました。備えあれば憂いなし、ですもんね。

温泉宿は「秘湯を守る会」の会員宿らしく、友人の一組は「秘湯めぐり」旅行を夫婦で楽しんでスタンプ集めをしてました。10個たまると一ヶ所タダになるらしい。沢登りで立ち寄るような温泉は「秘湯」が多いので、スタンプをみると意図せずけっこう行っていることがわかりました。友人曰く、温泉選びに悩まないから「秘湯めぐり」は楽なのだとのこと。なるほどね、百名山巡りと同じだな〜なんて、思ってしまいました。

久しぶりに10人が集まって、いい歳の大人が学生時代と変わらないたわいのない話に興じながら楽しく食事をして温泉に浸かって、いつもとは毛色の違う非日常のひとときを過ごしました。私は前日の寝不足とあまり飲めないお酒をたくさん飲んだため一人寝こけてしまったのですが、おかげで翌朝はバッチリ。特別に作ってもらったおにぎりをほおばり、同室の友人に見送られて宿を出ました。

事前の山岳予報では晴れながら強風警戒だったのですが、大菩薩峠にでて稜線を歩いたときはそよ風程度。この上ない快晴の雪山歩きができました。このときも、ああやっぱり来て良かったと、しみじみ思いました。

9月に小室川を遡行して稜線に抜けたときの人の多さに驚いたのですが、さすがに今の時期は車も上まであがれないせいか、それほどの人出もなく、みなさんしっかりと雪山装備です。そう、大菩薩嶺は雪山気分ではなく雪山なのです。冬も晴れていることが多いし、都心からも行きやすいし、危ない所もないので、とてもいい雪山初心者の山だと思いました。

今年に入ってからは毎回富士山を見ながらの山歩き。大菩薩嶺でも堪能しました。もう1年分楽しんだ気分です。

そろそろブナの森歩きがしたいなあ〜

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4 Comments

  1.  大菩薩峠の雪山登山、お疲れ様でした。無事ご帰還で何よりです。
     素晴らしい絶景と雪景色を写真で楽しませていただき、ありがとうございました♡ 自分で登らないと味わえない景色ですね!
     
     私も今年は蕎麦打ち三段を目指し、蕎麦前が過ぎないよう自粛したいと思います。
     これからもHP楽しみにしていますね♡
      

    Comment by yukiko — 2015年1月20日 @ 9:44 AM
  2. yukikoさん、コメントありがとう〜

    おかげで自分からは行きそうにない大菩薩峠に行って、富士山と南アルプスの山並みを楽しんでこれました。
    これも幹事さんのおかげですよね。

    私ももう歳なので、これからは「秘湯」とハイキングを組み合わせてのんびりと山旅を楽しみたいと思ってます。

    帰りに塩山駅前でお蕎麦食べたけど、yukikoさんの打ったのもいつか食べてみたいなあ〜

    Comment by akiko — 2015年1月20日 @ 5:57 PM
  3.  早いもので裂石温泉の旅から10日経過、昨日書店で良い本を買ったのでお知らせします。「秘湯・名湯めぐりの山旅ガイド」今年元旦に山と渓谷社から出版されました。日本秘湯を守る会監修で、山歩き情報もたっぷり掲載されています。私も温泉を駆け巡るだけではなく、山の名前くらい覚えないといけませんね。
     ところでこの2月~3月にかけて、県内の酒蔵で酒造り体験をすることになりました。やっぱり蕎麦前に惹かれてしまう私!お蕎麦も蕎麦前もごちそうできるよう研鑽いたします。

    Comment by yukiko — 2015年1月27日 @ 6:31 PM
  4. 「秘湯・名湯めぐりの山旅ガイド」タイトルからしてそそられますね〜
    さっそく明日仕事帰りに本屋さんによってみます!
    yukikoさんも本格的な蕎麦修行の道にまっしぐら、いいですね〜。
    応援してるので、この道をきわめてください。楽しみにしてますね。

    Comment by akiko — 2015年1月27日 @ 9:39 PM

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2015.01.12
気になる孤高のブナ

西丹沢の石棚山稜には、以前から必ず立ち止まる気になるブナがあります。決して立派な大木でもなんでもなく、むしろひょろっと細くて頼りなげなブナです。

最初に石棚山稜を歩いたときは他のどっしりとしたブナにばかり目が向いて気付かずに通り過ぎたようでした。けれど二回目に歩いた7年前には、裸地の斜面に一本だけ背高ノッポの痩せっぽちが踏ん張っている姿が印象に残るようになったのです。

とくに最近は、2011年3月の東北大震災で復興や希望の象徴になった、震災を生き延びた陸前高田の一本の松とイメージが重なり、なおさら思いが強くなったのかもしれません。

ここを歩くのは冬の好天の時が多いので、青空に向かって精一杯背伸びをして頑張っているように見えます。そしてその姿をみるとすがすがしい気持ちになって、なんか元気をもらえる気持ちになります。思い入れって、すごいパワーを持っているものです。

一年ぶりに石棚山稜を歩いてきました。箒沢から檜洞丸に登るコースは石棚山までの2時間半ほど急登が続く苦しいコースですが、歩く人が少ない静かな道で好きなのです。昨日も西丹沢自然教室行きのバスは登山者で賑わっていましたが、箒沢公園前で降りたのは私だけでした。

今年はお正月の不動ノ峰から始まり、なんと3回目の丹沢です。つい先日は鍋割山荘に水を運んできたんですよ。山とは別の世界のことでモヤモヤすることがあり、こんなときは山へ行くのが一番と、西丹沢へむかったのですが、バスに乗りそこなってしまいました。便数が少ないので諦めて行き先を変え、気がついたら林道脇にあるペットボトルの山から何本かをザックに入れて鍋割山へ。ちょっとでも良いことをして気分を晴らしたかったのかもしれません。

また脱線しましたが、どうして今年になって立て続けに(丹沢の)山歩きなのか。じつは今までも何度も山に行こうと思いつつ、早起きが辛いと前夜に日和って未遂に終わっていたのでした。いつでも行けるから、以前行ったことがあるから、天気がイマイチだから。一人なのでどんな言い訳も簡単に通用しました。

そこで今年は心を入れ替えようというわけです。あれこれ理由をあげて日和らず、朝ちゃんと起きて山にいこう、と。丹沢はそのとっかかりです。相変わらずおおげさな物言いですが、私にとって早起きするのはけっこうハードルが高い行為なのです!

朝バス停に居合わせた男性と行き先の話をするなかで、ブナの尾根歩きが好きなのだと伝えると、その方もいいですよね〜と共感。いろいろなコースを口にしたので、私は車がないから簡単には行けないというと、バスを使って林道を延々と歩くのだそーです。神ノ川林道を歩くのも平気なのだと。びっくりすると、林道歩きは嫌いですか、なんて言われてしまいました。ほんとに好きな所を歩きたいなら、それくらいのことを厭っていてはダメだなあ〜。ウ〜ン、修行が足りない。

こんなふうにして2015年の山歩きが始まりました。なんだかまとまりのない雑感になりましたが、三日坊主に終わらないよう頑張りたいです。そして林道をトボトボ歩いている女性がいたら、是非声をかけてくださいね。

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2015.01.04
新年の山歩き

明けましておめでとうございます。

今年も安全に楽しく山をいろんな形で楽しめたらいいですね。

元旦は小雪舞う初詣となりました。そして夕方に雪がやんだら丹沢方面の視界がでて山が白くなっていました。それほど積もっているわけではないけれど、翌日ならば新雪の尾根歩きを楽しめそうでした。

でも予定外だったので気合いが今イチ。つい夜更かししてしまい翌日目覚ましがなっても起きるのが億劫で、また寝てしまうという体たらく。少ししてまた目が覚めてど〜しよ〜。布団からでたくない、でもここで日和ったら後悔しそう、などとグダグダしたあげく、急いで支度をして家を出ました。

だからいつもより遅い出発でしたが、ふもとも雪景色でいい感じ。曇りがちだった空もしだいに晴れて富士山がくっきり。これぞ新年の山歩き、という晴れ晴れとした気分です。出発が遅かったので明るいうちに下山できる時間から逆算して不動ノ峰まで。標識からすこし先に進んだ所にお気に入りのパノラマスポットがあり、そこで腰をおろしてティータイム。

ずっと富士山がきれいに見える新雪の尾根歩き。ほんとに気持ちがよくて楽しかったです。遅い出発だったけれど、たくさん歩いた気持ちにもなれました。あさ温々の布団の中で日和らずによかった〜。幸先のよい山歩きができました。

一緒に山に行ってくれる山トモのみなさま、「ブナの沢旅」を見てくれているみなさま、今年もどうぞ、よろしくお願い致します。そして、すてきな出会いがありますように。あっ、やま、山のことです〜

(新年山行らしく?トップページの写真はぜ〜んぶ富士山を入れてみました)



2 Comments

  1. akoさん
    遅ればせながら、おめでとうございます

    Comment by kazika — 2015年1月7日 @ 9:21 PM
  2. kazikaさん
    松の内をちょっと過ぎてしまいましたが Happy New Year!
    今年も安全に山を楽しみたいですね。
    課題の一つは玄倉林道の長〜いトンネルを一人で歩き通すことです(笑)
    恥ずかしながら恐くて歩けないのです。

    Comment by akiko — 2015年1月8日 @ 12:09 AM

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2014.12.29
ラッセル隊に加わった白毛門

2ヶ月ほど前に秋山を楽しんだ白毛門。今回は雪山を楽しみにやってきました。何しろ28日の日曜日は日本海側を含め本州中部がすっぽり高気圧におおわれるという今の時期では珍しい晴れの特異日。ずっと悪天続きだったあの山もこの山も晴れマークです。ほんとは南会津に行きたかったのだけれど、いっくら晴れでも豪雪のノートレースでは歯が立ちません。

そこで100%人出が期待できる谷川方面へ。今年は谷川岳で始まったので谷川岳で締めるのもいいかな、なんて思ったけど、あまり人が多いところよりはと、地味な白毛門に落ち着いたわけです。そういえば秋もセカンドチョイスだったような気がするけど、世の中にはそういうポジションも大切な存在です。名傍役っていいますもんね。

バスで土合橋に下りたらしっかりトレースがありました。よかったぁ〜。なかったらロープーウェイだななんて思ってましたから、ありがたいことです。対岸の一ノ倉の岩壁を眺めながらルンルン気分で登って行きました。真っ青な空と雪のコントラストが眩しく輝きます。

無雪期より歩きやすいし楽勝だな〜なんてしばらく暢気に登って行くと先行パーティに追いつきました。単独も含めて3パーティほどが列をなし先頭がラッセルしています。これまでのトレースにお礼をいってラッセル隊に加わらせてもらいました。ここでスノーシューに履き替えました。

それで私の順番になったところ、シューだと脛ほどもぐる程度でそれほど大変ではありません。けっこうスイスイ行けちゃいます。ところが後続の方々はワカンなのでトレースがあってももぐるらしいのです。私は決してパワーがあるわけでないしそんなにラッセルできるわけでもないけれど、それほど新雪は深くなかったのでシューの威力が発揮されたという感じでした。

とはいえ時間はかかります。松ノ木沢の頭手前の広いポコが暗黙の到達点で、誰もその先に進もうとしません。だから私もここまでで、腰をおろして展望を楽しみながらのティータイム。つぎは山頂まで行くからね〜。そしてその先までも、ね。

短い距離だったけれど、真っ白な手つかずのブナの疎林をラッセルできたことが、とっても楽しかった〜。そして朝早くからトレースをつけてくれた方々に感謝でした。

白毛門12 白毛門8



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2014.12.16
雪山始め

今シーズン最強の寒波到来とともに、ブナの沢旅もいよいよ雪山シーズンに入りました。今年は初めて北八ヶ岳でシーズンイン。ベストチョイスではなかったのですが、多少の悪天候でも安心して入山できる山域としては貴重です。

当初はテント泊の予定だったのですが、悪天におそれをなして日帰り二本に変更しました。朝立ちだったので、1日目はロープウェイを使ってサクッと北横岳に登り、状況によってその後のコースを決めることにしました。

久しぶりの雪山装備です。重い雪山用の靴にスノーシューを履いて歩くと、標高差はそれほどないのに足がとても重く感じられました。気温もマイナス10度前後で山頂は風も強く、いきなり厳冬期の耐寒トレーニング。途中でシューが脱げたり目出帽が凍り付いてしまったりと、慣れない為にもたもたの連続でした。

北横岳から先はトレースがなく視界も悪かったので少し進んで撤退しました。少しはトレースのない深雪ラッセルができたので良しとしました。

翌日の蓼科山もびっくりするほど雪が多く、地元に住むパートナーによると、12月しかも半ばでこんなに雪が多いのは初めてのこと。けれど人気の山だけあってトレースはしっかりありました。天気は相変わらずあまり良くありませんでしたが、今回は雪に慣れることが目的です。深雪のシラビソ林は美しさを通り越して氷の世界に迷い込んだ様など迫力でした。

おかげで予想以上の満足感を得ることができたし、北八ヶ岳も捨てたもんじゃないな〜なんて思いました。そして、最後にちょこっとだけ青空が顔を出してくれたのがとても印象に残ったのでした。



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2014.12.09
誰も知らない 奥多摩

タイトルを見てピ〜ン。そう、「誰も知らない 丹沢」をパクってみました〜

以前に私も[お気に入り]に入れて見てましたし、いくつか歩いたりもしました。後に本にまとめられて出版されたほど人気のサイトでした。だから今では「誰もが知ってる 丹沢」で、多くの人が「バリエーション」を楽しんでいるようです。

あっ、本題は奥多摩です。奥多摩もバリエーション愛好者密度がけっこう高いようで、地図に出ていない多くのコースが歩かれているようです。〜ようです。。って、私は門外漢なので詳しいことは知らないけど、なんか面白そうな匂いを感じます。

12月7日の日曜日、わたし的には「誰も知らない 奥多摩」と言いたくなる様なすてきなコースを案内してもらいながら歩いてきました。う〜んと、オロセ尾根中段道からウトウ沢右岸尾根を登ってタワ尾根の頭にでて、中尾根をくだってあららぎ沢を横断下降して孫惣谷林道から出発点に戻るという周遊コースです。

このコースを見てすぐに地図でルートが描ける人はかなりの奥多摩通(マニア)だと思うけど、これって私の独りよがりでしょうか。所々に広がる緩やかな斜面のブナやミズナラの落葉した疎林がとっても雰囲気がよく、目を細めると四季折々の情景がまぶたに浮かんでくるようでした。

まだまだ知らない魅力的なルートがたくさんありそうな予感を与えてくれた陽だまりハイキングでした。でもお日様の下でも気温はずっとマイナスで寒かった〜。



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2014.11.24
田舎スラブとスパイク長靴

先週天候不順で諦めた会越の御前ヶ遊窟。また今年もダメだったと思っていたのですが、連休初日がまれに見るポカポカ陽気の好天予報のため再度トライすることにしました。ちょうど去年の同じ連休に登山口まで行って撤退して以来、まさに三度目の正直でした。

私の自慢は、あえて言えばフットワークの軽さかな。昼過ぎに急遽「商談」を成立させ、夕方には郡山のホームセンターへ。今回はアプローチシューズよりも長靴が便利そうなので、ずっと前から「あこがれ」ていたスパイク長靴を買うことにしたのです。残雪期に越後や会津の山に行くと地元の人はよく長靴を履いていて、あの何気なさを羨ましく思っていました。ようやくその長靴をゲット。最近は山の店でも売ってるけれど、地元ホームセンターの安い普段履きが欲しかったんです。(おセンチな都会人だと自覚)

御前ヶ遊窟は800mそこそこの低山ながら、標高差400mほどのスラブを一気に駆け上ります。それがなんと地元では一般ハイキングコースとして案内されているのです。トラロープや一部クサリも掛けられていますが、上級者コースとはいえかなりチャレンジングなコースです。そんなコースを登山ルートとは別にルートをとって登ると、手軽にスラブ登りが楽しめるのです。それほどすっきりとしたコースではないところが、いかにも裏山の田舎スラブという感じで、よいのです。

御前ヶ遊窟に向かって車を走らせていくと山が雪に覆われていて、一時はまたダメかなと諦めムードがただよったのですが、メインのスラブ登りではセーフ。けれど最後の詰めや痩せ尾根の登山道はかなりの雪に覆われていました。おかげで沢とスラブと雪というてんこ盛りの超充実ハイグレードハイキングとなりました。一般コースとしては相当のレベルだと思います。全体の体感的には谷川連峰のゼニイレ沢と同じくらいかな。

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