ブナの沢旅ブナの沢旅
▲トップページへ
カテゴリー:雑記帳
2015.04.20
すべてを背負ってブナの巡礼@南会津 城郭朝日山

あたりまえのことですが、一人で山に行くにはすべてを一人で背負わなければなりません。まあ、人生も同じですが・・・とくに雪山のテント泊となるとあれこれ道具がふえます。どれも欠かすことができないので頑張るしかないのです。でも山にいけばすべてが報われることがわかっているから頑張れるんですよね〜

4月に入ってから仕事の都合でしばらく山に行けませんでした。なにしろ移動だけで5日間もかかる某国へ。その間はひたすら妄想山行でしのいでいた次第です。そしてようやく機会到来です。想いがつのり、ひとりでお馴染みの南会津へ行ってきました。ずっと懸案になっていたブナ街道の北端、城郭朝日山へ2泊3日の一人旅です。

いきなり大胆な気もしますが、「あれは3年前〜止めるあなた〜家に残し〜動き始めた汽車に〜一人飛び乗った〜♪」って感じで、ちょうど3年前に初めて単独雪山テント泊を試みたのと同じ山域です。あのときは1泊で城郭朝日山手前の恵羅窪山まででした。やはりちょっと怯んで日和ったんですね。だからいつか再訪して気持ちのケジメをつけたいと思っていました。

初日の悪天は織り込み済みだったけれど悲壮感がただよいました。夜中の強い風雪で軽量ツェルトも心細かったけれど、なぜか途中から肝がすわり、すべてを受け入れられるようになった気持ちの変化が不思議でした。

そして翌朝はお約束の快晴〜(そうじゃなかったら来なかったもん)

赤い「小さなおうち」をあとに、なつかしいブナの森をすがすがしい気持ちで歩きました。行けどもいけどもブナだけの山稜です。身も心も軽くあっというまに前回の到達点へ。

さあここからが新しい領域です。とはいえ、しばらくは同じようななだらかなブナ林のアップダウンがつづきます。そしてようやく姿をあらわした城郭朝日山は標高こそドングリの背比べながら、前衛にヤブの岩峰を従え山容もこれまでのブナの山々とは一線を画しています。まさにブナ街道北端の異端児?っていう風貌です。

前衛のヤブ峰を二つ越えると最後は快適なブナ疎林の雪面を一気に登って真っ白な山頂へ。独立峰のような360度の展望が開けたのは意外でした。思わずやったよ〜!。城郭朝日山から南へ山毛欅沢山〜坪入山へと続くブナ街道に最初にやってきたのが2007年。以来ずっといつかは・・・と思い続けていた山に、一人で来ることになるとは思ってもいませんでしたが、いろいろな意味で、期が熟した、ともいえる気がします。

ただ、「小さなおうち」への帰り道が大変でした。意識しないにせよ、そうとう気張っていたのでしょう。たしかに前衛の門番はけっこう手強かったです。核心のヤブ峰をこえてなだらかなブナの森へ戻ったところで急に脱力状態に!歩けないんですよ。こんなことは初めての経験でした。もうホウホウの態でテントに戻り倒れ込んでしまいました。たくさん睡眠をとって回復したから大丈夫だったけれど、携帯も通じない、人と会うこともない奥深い山域に一人で入ることの是非を少しばかり考えさせられました。

まあ、そんなこんなでようやく念願がかない、一人テント泊も板についた?し、教訓も得たしと、一人ならではの得るものの多いブナの巡礼となったのでした。

山は今日20日から大荒れの模様です。無事に念願を叶えることができた幸運に感謝するとともに、今日4月20日のこの日を静かに祝いたいと思います。おめでとう〜

詳細は後日の記録で。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA



6 Comments

  1. ブナの沢旅さん 初めましてノラといいます。先週山毛欅沢山を往復した者の片割れです。そしてそちらのテントの脇を通って城郭朝日山に登って降りられたのは「激籔の隙間」を主宰する仕事人さんです。「激籔の隙間」で検索して見て下さい。上は私のブログのURLです。それではどこかでお会いするかもしれませんが失礼します。

    Comment by ノラ — 2015年4月24日 @ 12:18 AM
  2. ノラさん、初めまして。

    お知らせのコメントありがとうございます。
    私もトレースやテントの主が気になり、検索をしたところでした。
    城郭朝日山は行く人もまれなので、すぐにヒットしました。激薮の仕事人さんは
    かねてからすごい人だと思ってました。
    ノラさんのブログも拝見しましたよ。私は薮愛好家ではありませんが、積雪期の藪山は好きです(笑)
    いつかどこかでお会いできたらいいですね。

    Comment by akiko — 2015年4月24日 @ 5:20 AM
  3. こんにちわ。南会津にかかわるこちらの写真集を見て懐かしく思い、かつて歩いた山々とコースが出てくるので 思わず心を揺すられてしまいました。村杉岳から撮ったと思われる猿倉山や、今回の山毛欅沢山~城郭朝日や、高幽山~丸山岳などは数十年の時を超え、まるで昨日のようで懐かしさに溺れてしまっております。昔は「写ルンです」だったので、こちらのきれいなデジタル写真集に惹き込まれました、ありがとうございました。

    Comment by もときち — 2015年4月29日 @ 5:12 PM
  4. もときちさん、

    どうして南会津の山々は人の心を揺するのでしょうね。
    <・・・数十年の時を超え、まるで昨日のようで懐かしさに溺れてしまっております。>という、
    この言葉に、今度はわたしが心を揺すられてしまいました。
    南会津では、佐藤勉さんの『我が南会津』がわたしの「バイブル」です。数十年前に歩かれたということは、
    同じ時代ですよね。当時の南会津をたくさん歩かれているというのは興味深いことですし、
    出来たらお話を聞きたいくらいです。
    写真集をみて、懐かしく思ってくださった方がいること知り、とてもうれしく思います。
    コメントをありがとうございました。

    Comment by akiko — 2015年4月29日 @ 10:50 PM
  5. お返事ありがとうございます。うまくは言えないけど、、、「胎内回帰」の概念に似てると思うんです。一回り違いの佐藤勉さんらが所属していらした「南会津山の会」の当時を思えば・・・、いま現在との大きな違いは「交通の便利さ」これだけだと思うんです。栃木県境のどうってことのない枯木山に立つのでさえ、当時は歩いて歩き続けてようやっと麓に至ったわけですから・・・感慨も一入でしたでしょうし。昭和29年当時の銀山平付近の略図なんかを見ますと、一時代との落差を「近代開発の波」の一言では語られないようです。田子倉と銀山平に一筋の生活路があっただなんて信じられない話です。

    バイブルという意味でなら「南会津山の会」の重鎮、川崎精雄さん 望月達夫さん 中西 章さんらの南会津の山に遊ぶ情念に全てが語られていると思います。一節「http://tabilogue.exblog.jp/19794025/」。。。これに続く 成田安弘さんや 森澤賢次さん、佐藤勉さんなどの出稿があったためだと思います。むしろ、かつてサロン風な論壇の集いを一般外部に向けて解放されたものが「我が南会津」であったり、会津山岳会「すかり」であったり、郡山山岳会「南会津の東部の山、西部の山と谷1,2」であったり、峡彩山岳会、新潟山岳会の会報紙誌であったと思っております。

    すべては繰り返され、今に至るものと理解しております。

    Comment by もときち — 2015年4月30日 @ 6:43 AM
  6. もときちさん
    察するに私もほぼ同年代だと思いますが、この半世紀で、山は変わらないのに、人の暮らしぶりは大きくかわりましたよね。私の山歴は浅いですが、交通機関やITが進歩したおかげで遅ればせながら、先人の歩いた山をたどることができる恩恵にあずかっています。

    山行のトレースでは佐藤さんの本を嘗め尽くしましたが、紀行文では川崎精雄さんが心の師匠です。おこがましいですが、川崎さんのような紀行文を書けるようになりたいと、愚直に文章記録を書き続けています。遅れてきたおばさんなので、「すかり」はじめ、山岳会の会報や「南会津山の会」の重鎮の方々の山の本はあらゆるルートで買いあさりました(笑)。

    「いろりばた」のデジタル化には以前から注目していました。ようやくそれが、もときちさんと結びつきました。てっきり南会津山の会のメンバーかと思ってましたが、以前掲載されたものが消されていたのは、著作権の関係なんですね。実はこっそりコピーして取っておきました。

    あらためてブログを拝見したのですが、今年の1月25日には面白山高原駅でニアミスだったんですね。私は始発の電車で到着して南面白山から大東岳へ向かいました。だからまた、どこかでお会いすることもあるかもしれませんね。山のことになると話がつきないのですが、これからもよろしくお願いします。

    Comment by akiko — 2015年4月30日 @ 8:29 PM

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.31
意外とガードの固い姫でした@守門 黒姫〜袴腰

もっと簡単にくどけると思って行ったのに、ああだ、こうだと、意外にガードが固かった〜

数年前に一度計画したのですが、悪天視界不良であっさりと引き下がった守門黒姫。その後浅草岳や狢ヶ森から遠望した姫はオムレツのようにふんわり盛り上がった穏やかな姿で、「あんな山」で敗退したのか〜なんて思っちゃいました。だからなんとなく消化不良の気持ちを引きずっていたんです。

ようやく再訪の機会を得ました。天気は上々だしテント泊だから今度は楽勝だわ〜翌日は守門まで足をのばせるかも〜なんてお気楽ムードプンプンです。前日までの降雪で山々は厳冬期のようなクリーミィな美しい姿でむかえてくれました♪

浅草岳をバックに新雪ねらいのスキーヤーさんと前後しながら黒姫に続く尾根に乗り上げました。姫に向かうのは私たちだけです。さあここからは新雪でリセットされたトレースのない尾根を進みます。ワクワク感とちょっとドキドキ。

地図でもいくつかポコがあることはわかっていましたが、雪がつくとどうなるかはあまり想像がつきませんでした。雪の状態で山は七変化します。お姫様にたどり着くまでが以外と大変。げいじゅつ的な雪庇に、どうやったらこんなになるんだろ〜。ナイフエッジなんて聞いてないよ〜。こんな雪壁どうやって下るの〜。

とはいえ決して困難というわけではありません。穏やかなブナの山で「平和」な山行ばかりしているので一瞬躊躇はしましたし時間はかかりましたが、翌日の守門に向けていいウォーミングアップとなりました。

ようやくリーチの姫へ、最後の登りとなりました。そのとき丸山岳のミニチュア版みたいと感じたことが意外でした。だだっ広い山頂は360度の展望です。どちらを向いても山また山が幾重にも連なっています。ブナの沢旅で登った雪山の半分以上が見渡せたのではないかな。それだけ愛着のある山域のど真ん中に姫は悠然とたたずんでおられました。

帰り道は自分たちのトレースで楽勝です。人のトレース頼みばかりしていてはダメですね。それに楽しさが違います!ブナ林の台地にもどってお泊まりしました。

前日が姫なら翌日は若殿かな。袴腰をめざしました。守門岳の隣に鋭く聳える山で標高だって10m足りないだけ。めったにできない雪稜体験、気持ちが高鳴ります。袴腰に一番乗りしました。もうお腹いっぱいで、目の前の守門岳まで進もうなんてこれっぽちも思いません。けっこうなナイフエッジの連続に見えますが、登った人の話では見かけほど悪くないとか。。。

テントサイトにもどり、ゆったりとした気分でティータイム。1時間ほどくつろぎ、姫と若殿の余韻に浸りました。いい山だったなあ〜。そして今度は自分なりのルートを作って黒姫から見た誰も行かない「あの山あの尾根」を巡りたいと思ったのでした。



4 Comments

  1. おや、ニアミスね♪゜・*:.。. .。.:*・♪

    Comment by mt-sam — 2015年3月31日 @ 10:32 PM
  2. samさん

    27日にあの時の未完コース歩いてきましたよ〜
    姫の裏側にあの方の新しいトレースあり。

    おだてられて大雲沢開拓?ちょっと無理がありそう(笑)

    Comment by akiko — 2015年4月1日 @ 10:33 AM
  3. akoさんはじめまして
    と書いた所で、もしかしたらはるか昔にコメントしたような記憶もあるのですが、
    新しいHPでははじめましてと記しておきます。

    守門 黒姫なんとクリーミーですてきな雪山ですね。
    いつもいつも沢や雪山ではakoさんのHPを参考にさせてもらっています。
    我家もお彼岸の連休に念願の日白山に行ってきました。
    山頂でテントを張っていつまでも展望を堪能しました。

    私は体力的に厳しいところなのですが、今は親子でお山を楽しんでいます。

    Comment by ぜいぜい — 2015年4月4日 @ 11:38 AM
  4. ぜいぜいさん、コメントありがとうございます!

    コメントをもらうことは稀なので、ぜいぜいさんのことはしっかり覚えています。
    さすがに守門は雪の量が違ってまだまだきれいな雪山が楽しめそうですよ。
    HPを参考にしていただけてうれしいです♪

    日白山の展望もいいですよね。私も毎年一度は行きたい山です。
    最近は一人ぼっち山行が多いので、親子で山なんて羨ましい限りです。
    山って、気持ちさえあればそれなりにちゃんと応えてくれるところが魅力なのだと
    思っています。

    Comment by akiko — 2015年4月4日 @ 5:36 PM

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.22
朝発の電車に乗って登れました@西黒尾根〜谷川岳

このところすっかり春めいて山でも好天が続いています。いままでのように天気がいいから山に行こうという思考だと頻度が高くて体がもちません。週末が好天予報といっても週の半ばにタカマタギから日白山を歩いたばかり。ようやく疲れがとれたかな〜という具合でした。

でも、でもソワソワ。それで思いついて西黒尾根に行ってみることにしました。ちょっとー、話のつじつまがあわないんだけどー、って言われそうですが、様子見の、いわゆる偵察山行ってやつです。

以前から残雪期になれば私でも登れるかな〜と色気はあったのですが、朝電車でいくと歩き始めが9時ころになります。無雪期ならともかく、状況がわからない雪山ではどれほど時間がかかるのか見当がつきません。そこで樹林帯が途切れるあたりまで登って、かかった時間とその先の尾根の様子をみることから始めようと思ったのでした。

ロープーウェイ駅行のバスは登山者でぎゅうぎゅう詰め。みなさん谷川岳です。だから何人かは西黒尾根登る人がいないかなあと期待しましたが誰もいません。まあ途中までだから別にいいんだけど〜と思いながら訓練所センター先の雪壁から登り始めました。

当然でしょうが、この尾根を登る人はもっと早くから来るので誰もいないわけです。しっかり先行者のトレースがありました。よかった〜。このトレースにそって登って行けばいいんだわと、気が楽になりました。登ろうとしたときに早くも下山してきたパーティがいたのでビックリです。午前2時から登ったそうで、お隣の東尾根かしら。。。気合いの度合いが違いますね。

しばらくはブナ林の広々とした尾根が続き、すぐに白毛門側も見渡せるようになっていい感じです。雪もちょっとザラメ程度でワカンなのでもぐりません。快適に登っていくと先行パーティに追いつき、ラクダのこぶまで来てしまいました。時計をみるとなんとコースタイム通りです。

しだいに雪稜チックになって行きますが、とくに困難な所はありません。適度の緊張感をもちながらひたすら前進のみ。なんだか山頂まで行けそうな気配です。いくつかチョイ悪の所を通過したあとではとても引き返す気にはなれません。正午あたりに腹を決め山頂へ抜けることを決めました。上部は再び尾根が広がりまるで天まで届くような雪の斜面をひたすら登ります。けれど傾斜は白毛門の松ノ木沢の頭からの登りほどではなく、ちょっと長いだけ。

気持ちもかなりハイになっていたのでしょうね。休憩もあまりせずお腹もすきませんでした。それで天神尾根にハイカーの姿が見えた時、我ながらすごいなー、登れちゃったよーと感心してしまいました。無欲のご褒美です。ここまでくれば山頂はどうでもよかったけれど、一応ケジメとしてトマの耳まで。山頂で写真を撮ってもらった時、西黒尾根歩いてきたよーと声を出して独り言。写真を撮ってくれた人には通じなかったようですが。。。

白毛門から巻機山につづく稜線は魅力的で、いつかきっと歩きたい。反対側にはつい数日前に歩いた日白山からタカマタギの山並み。あのとき谷川岳を遠望して数日後に西黒尾根を歩くなんて夢にも思いませんでした。もちろん今回は好条件が重なったためにほぼ夏道のコースタイムで登れたわけで、ビギナーズラック。来年はタイミングを変えて登ってみたいと思いました。

写真速報

OLYMPUS DIGITAL CAMERA



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.18
あれから9年も経ちました@タカマタギ〜日白山

好天に誘われて、タカマタギから日白山、東谷山を日帰で駆け抜けてきました。

最初に会ってから、もう9年も経ったんですね。お姉さんの所にはあれから3度も行っているのになぜか君とは縁のないまま、数えたら9年も経っていました。

あのときは雪山なるものを始めたばかりなのに、言うことばかりは一丁前で会の若者をけしかけ、まだそれほど知られていなかったタカマタギに行ったのでした。登攀も何もないゆったりとした山行だったので、はなからのんびりムード。ふざけたり何やらで楽しかった思い出の山です。

駅から登れるので一人でも行きやすい山なのですが、雪の状態によっては日帰が難しいため何となく行きそびれていました。ようやく足を運んだという感じです。9年前は一本手前の尾根に取り付いてしまったので、正しい尾根に乗るまでは初見同様です。途中で時間切れしたくなかったので、少しでも時間を早めるためにタクシーにも乗りました。山行で一人でタクシーに乗ったのは初めてのことです。それだけ気合が入っていたんです。

でも現地についてみればトレースあるし、間違いやすそうな所にテープもあり、拍子抜けするほど。なんちゃって。ホントはホッとしたんですけどね。むしろ今回の核心は初夏を思わせるような暑さでした。誰もいないしタンクトップで歩こうかしら〜なんて思ったほど。急斜面では素手を雪に突っ込みながら登りました。

展望はというと、お馴染みの東谷山〜日白山コースよりも迫力があってワンランク上かな。疲れを忘れさせてくれるとはこのことだわいと、足も喜んで疲れ知らずです。標高が上がるにつれ灼熱地獄からも解放され気持ちのいい稜線漫歩となりました。

タカマタギ君お久しぶり〜。あれからいろんなことがあったけど、ずっと山に登ってるんだよ。ずいぶん助けてもらったんだよ。ずんぐりとした山頂で一人清々しい思いです。様子がわかったから、来年はもっと早い時期にテントかついで泊まりに来るね。それとね、もっと欲張って平標山まで行きたいんだ。今度もチャンスだと思ったけど、急に決めたので心の準備ができなかったんだ。。。(と、つぶやきがさらに続きましたが省略)

予想よりも順調なペースだったので日白山へ進みました。一ヶ月前に来たばかりで下山時間が読めたからです。山頂で初めて登山者に会いました。北と南から日白山で合流です。(詳しくは後日の記録で)

諸条件に助けられ、無理なく土樽から二居まで縦走できました。9年前には日帰できるなんて思ってもみなかったのでちょっとした達成感。ねっ、タカマタギくん!

takamatagi13 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(9年前のふざけた山と9年後のシリアスな山、どちらもほんとうの姿です)

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.16
相性の悪い山

山岳予報では晴れマークだったんですけどね〜。

昨年12月の雪山始めで悪天のため中退した北八ヶ岳の北横岳〜大岳〜双子池を再度計画しました。好天でラッセルがなければ大丈夫のはずだったのですが、またしても悪天候に見舞われてしまいました。ガスだけなら頑張るつもりだったけれど、山頂の尾根に乗り上げるや恐ろしいまでの暴風。まあ、予報でもわかっていたことではあったのですが。。。

そく撤退です。だって立っていられないのですから。

なぜか北横岳に登るといつも悪天候に見舞われます。展望がいいらしいけどまだ見たことがありません。なんか北横とは相性が悪いよね、きっと愛していないからよね、などとブツブツ。たしかにちょっと邪見にしてます。ブナの沢旅ですから、ね。

じゃあ行かなきゃいいのに、となりますが、時と場合によっては消去法で浮上してしまうのです。じゃあ北八ツでもいいよとか、天気悪くても北八ツの樹林ハイキングなら大丈夫よね、とか。北八ツを愛する人からみたら失礼な言い草です。

だから山にも冷たく出迎えられるのです。ブナの山旅はいつもいい天気ですもの〜

まあ、そこまで自虐的になることもないと気を取り戻し、コースを変更して双子池を目指すことにしました。途中からはトレースもなくなり、まっさらな雪面を快適に進みました。時間もありそうなので前回好印象だった雨池に下り、そこから迂回ルートで双子池を目指すことにしました。3月中旬とはいえ、厳冬期さながらの容相で、雪質もサラサラ。気持ちいい〜といいながら、行きはよいよい・・・(帰りはこわい〜)

気付いたら、当然ながら時間がどんどん経過しているではないですか。ロープーウェイの最終時間をすっかり忘れてました!というわけで、双子池までたどり着けなかったけれど、気持ちのいい森歩きができました。これはこれでよかったことにして、急いで自分たちのトレースを戻り、なんとか最終便に間に合いました。

そして性懲りもなく、2度敗退したコースを新緑のときに歩いてケジメをつけようと思ったのでした。



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.15
旧約聖書まで登場の秘められた歴史の守屋山

昨年12月の雪山始めで中退した北八ヶ岳の周回コースを計画したのですが、前日にも少し時間ができたので、手軽に登れる守屋山へ。

山自体は半分以上がカラマツの植林で好みではなかったのですが、この山の売りは山頂の展望にあるとのこと。諏訪湖を眼下に八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、美ヶ原や車山の丘陵山地などが見渡せるのです。ルートもたくさんあって初心者でも手軽に登れる市民登山の山という感じでしょうか。南アルプス北端の山とも言われているらしいけれど、それはちょっと無理があるかなっていう感じ。

山頂が二つあって、稜線上は雪深く気持ちがよかったですよ。あいにく展望はイマイチでしたけど。

と、これ以上はとくに書くこともないので、ちっと違う角度から守屋山のことを紹介してみようと思います。すべて編集なしの抜萃で、はっきりいって「手抜き」なのはご容赦を。もちろんどう捉えるかは各人の自由。でも、山って、人のイマジネーションを3D的に膨らませる偉大な力を持っていると思いませんか。

moriya1moriya5moriya7

====================

『諏訪大社の神体山である。諏訪大社の構造や神事に、古代イスラエルや旧約聖書の記述に類似した点があり、中東、中央アジア方面から信仰が伝播した可能性を指摘する研究家もいる。 ちなみに聖書中にも、モリヤという山が登場し、重要視されている』(Wikipediaから)

『この山と諏訪湖の間にはご存知諏訪大社が祀られているが、その大社には本殿がない。なぜかといえば、大社の南に聳える守屋山そのものがご神体であり、昔から観天望気や雨乞い祈願の山としても崇められてきた。雨乞いには東峰にある守屋神社奥宮の石祠を谷へつき落とし、神の怒りをかって雨を降らせてもらったといういささか乱暴な伝承もある。、現在は落とされないように堅固な鉄の柵で守られている。』(上の写真)信濃新聞社 信州山岳ガイドより

『前宮の祭神は、正式には「八坂刀売神(やさかとめのかみ)」とされている。しかし、諏訪地方で民衆が古くから信仰している諏訪大社前宮の神は、この神ではない。諏訪の神は「ミサクチ神」である。長野県茅野市発行の『神長官守矢(じんちょうもりや)史料館のしおり』は、
「諏訪大社の祭政は・・・・ミサクチ神を中心に営まれている」
と述べている。諏訪大社の「御頭祭」は、このミサクチ神の祭である。
「ミサクチ神」は、漢字では「御佐口神」と書いたり、「三社口神」「御社宮司神」「佐久神」「射軍神」「尺神」などと書いたりする。しかし定説はない。いずれも当て字であって、元来は外来語と思われる。
諏訪大社はまた、「モリヤ山」(守屋山)と呼ばれる山のふもとにある。かつてアブラハムがイサクを捧げようとした「モリヤの地」も、小高い山であることが思い起こされる。
この守屋山(モリヤ山)のふもとの諏訪大社で、御頭祭が行なわれている。
さらには、「御頭祭」を古来つかさどってきた人々の名を、「モリヤ家」(守矢家)という。モリヤ山(守屋山)は、モリヤ家(守矢家)の聖地である。
今日、諏訪大社と言うと、一般には「御頭祭」よりも、「御柱祭(おんばしらさい)」を思い浮かべる人のほうが多いであろう。巨大な柱をめぐるこの祭には、多くの人が集まる。
それに比べて「御頭祭」は、今日はそれほど盛大ではない。しかし古来、それは諏訪大社で最も重んじられていた祭であった。御頭祭は、古い時代には非常に盛大に行なわれた。
御頭祭は、毎年四月一五日に行なわれる。この祭の様子が、聖書に記されたイサク奉献の伝承に、驚くほどよく似ているのである。

もっと読みたければ:http://www2.biglobe.ne.jp/remnant/096suwa.htm



2 Comments

  1. long出張の後なのにあちこちお疲れ様です。
    「諏訪神社と古代イスラエル」ねえ、、、竹内文書の中に日本の神道の原点は古代イスラエルであるとの記述があったのを思い出してなるほどと思っちゃった。ただ竹内文書も宮下文書も東日流外三郡誌も認めているのは現在は一部の人だけなんですよね。
    特に東日流外三郡誌は古田武彦氏が支持していたんだけど裁判までやって結局、紛い物ということになりました。古田武彦の邪馬台国に関する著書は個人的には面白かったんだけど残念でした。
    いわき市の古本屋に古文書の「秀真伝」が出てるんだけど買ったほうがいいのか買わないほうがいいのか悩みます。
    今日は数か月ぶりに安達太良に行ってきました。足はまだ完治してないけど緊急事態が発生して急遽登ることになったので、、、
    帰ってきたら足の筋肉がピクピク痙攣してます。少しトレーニングが必要ですね。

    アドレスが変わりました。

    Comment by 石川幸夫 — 2015年3月15日 @ 7:05 PM
  2. yukiさん、意外なコメント!

    展望がイマイチだったせいか、山については取り立てて書くこともなかったので、守屋山にまつわるちょっと変わった歴史観を紹介して遊んでみたんです。
    竹内文書とか宮下文書とかチンプンカンプンですが、「そういう説」がいろんなところにあるんですね。なにか共通の底流のようなものがあるのでしょうか。今の定説も、いつか新事実が発見されて覆される可能性もあるだろうし。でも悩んでいる古文書は買わなくてもいいかも(笑)

    それはさておいて足の具合のことは気になっていましたが、まだ時間がかかりそうですね。ハイキングはいいリハビリトレーニングですよ!
    アドレスの変更は了解です。

    Comment by akiko — 2015年3月15日 @ 11:14 PM

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.09
有閑マダム風な山行記録作成の旅

今日はちょっと仙台まで牛タンを食べに行ってきましたのよ〜

それからおいしいコーヒーとケーキをいただきに長野まで足をのばしてみましたの〜

ほら、北陸新幹線が来週開通でしょ。MI DO RI とかいう新しい駅ビルができて、すてきなお店がたくさん入ってるって聞いたんですもの〜

 

などと、有閑マダム風にふざけて書いてみましたが、これはほんとうの1日なんです。ことの顛末はというと・・・

週末の信越トレイル・天水山へ行くために、たまたまJRが発売していた大人の休日倶楽部10周年の超格安4日間フリーパスを購入したんです。数日前までは9日も晴れ予報だったので雪山ハイキングに行けばフリーパスがお得だわ、と。だって今週はずっと私もフリーなので、さあ遊ぶぞーと気合い十分でした。

ところが山行中の予報が好転した代わりに月曜日は雨予報。パスがムダになるけれど一旦は忘れることにして、たまには早く記録を書こうと決めました。でも、けさ朝食中にふと思ったんです。家で作業をするとあれこれ気が散って後回しになりかねない。前例がたくさんあります。だから最近はコーヒーハウスで記録を書くことが多くなってます。

ならばフリーパスを使って電車で作業をして、美味しいものを食べて帰ってくれば一石二鳥だわ、と。

ねらいは的中で記録も書きすすめたし、仙台にいくと必ず立ち寄る牛タン屋さんでランチもできました。仙台からはやてに乗ると大宮までわずか1時間。ちょうどおやつの時間となりました。コーヒー飲みたいな〜と、その足で長野にむかいました。なんだか愉快な気持ちでした。おかげで記録は書き終わり、山仲間お薦めのコーヒー屋さんでおいしいコーヒーとケーキをいただき、あれこれ珍しい食材の買い物もできました。

雨の日にピッタリの遊び方だと思いませんか。自分でもちょっとクレイジーかなと思うけど、フリーパスを使うとこんな楽しみ方ができるんですね。今までもパスは活用していましたが、使い切らずに随分ムダにしていたなあと新たな発見でした。

これも人生の終盤で余裕ができたからこその楽しみ方だと思いました。でも、どうぞ呆れてください。自分でも呆れてますから。



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.05
山岳映画を超えた映画「アンナプルナ南壁」

10000001

 

どんな映画か予備知識のないまま観たのですが、一言でいうと「人間て素晴らしい〜」と、感動しました。山岳ドキュメンタリーは数多くありますが、ここでは登頂記録や名声とかはいっさい関係ありません。困難な状況のなかで人はどのような行動をとるのか、その舞台がたまたま山だったという気がします。

「一人の男を救うため、世界中から集まった登山家たちの感動の記録」で、行動に参加した各国の登山家の山に向き合う姿勢や人生観のインタビューを交えながら救出劇の数日間が緊迫感せまる映像とともに映し出されます。

もっと感想を書きたいけれど山の準備♪があるので、あとは帰ってから。。。

地味な映画なので上映場所は限られているでしょうが、機会があればぜひお薦めします。ちなみに横浜では伊勢佐木町のジャック&ベティで6日まで上映中です。って、明日までですが。。。

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.03.03
親孝行と男体山

早いもので今週から3月です。それに合わせトップページの写真もブナの春山 Joy !

今週の休日は、今年に入ってからずっとペンディングにしていた母親との温泉旅行を挙行。約束をしていたのでずっと気がかりだったのです。とはいえあれこれ調べるのも(小声で)面倒なので、見覚えのある写真の通り、行き先はデジャブな中禅寺温泉です。2月初めに社山に登った時この辺りの雰囲気が良かったので、母にこの冬景色を楽しんでもらおうというわけです

ネットで宿を調べたら昨年春にオープンしたよさげのリゾートがありました。新宿発の特急(浅草発だと一人で3回も乗り換えなければならず厳しいため)もとって準備万端。娘にとってありがたいことに、母は介護や世話の必要もなく元気に一人暮らしをしています。まだまだ出かけたいという意欲もあるので、年に何回か、こんな風に「親孝行」を心がけているのです。

親孝行とうたう以上エスコートして添乗員に徹するのが筋のはず。それなのに、あ〜あ、私ってどうしてこうも強欲なんだろう。宿から歩いて行けることがわかるや、目の前の山に登りたくなりました。チェックアウトは正午なので、山頂までは無理でも行ける所まで。。。と、完全に雪山支度で温泉へ。宿に頼んで翌朝は朝食代わりにおにぎりを作ってもらう手はずも整えました。1月にもそんなことがあったな、なんて我ながら苦笑。

ところが、です。夜から風が出始めしだいに強まって行きました。山岳予報である程度は想定していたのですが、直前チェックすると30数メートルの暴風警戒マーク!まあ朝起きて決めようと床についたものの風は強まるばかり。さすがにモーチベーションが下がり、夜中におにぎりのキャンセル。母親はホッとした様子でした。

でもまったく行かないわけではありません。ゆっくりと一緒に朝食をとってから、冬道の取り付き確認だけはしたいと出発。というのは男体山は原則冬期は入山禁止のため、雪山登山者は夏道の登山口ではない迂回ルートから登って4合目あたりから登山道に合流するらしいのです。調べてメドはつけていましたが、実際に確かめた方が次回(あれば)にすばやく行動できるという目論見です。

外にでると湖岸道はものすごい風で道路も凍結して危険です。人っ子一人歩いていません。一瞬やめようかと思いましたが、道路でアイゼンを装着。県営駐車場の奥の石垣をヒントに適当に樹林に入って行きます。幸い樹林帯は風は穏やかだったので、ワカンを履いてしばらく登ってみることにしました。前日の降雪もあってトレースはわかりません。だからかえって良かったかも。地図とGPSで確認しながら適当に登っていくと3合目あたりで林道に突き当たり、少し先に登山道下山路の大きな標識がありました。そしてそこから単独の真新しいツボ足トレースが。こんな日にも登る人がいるのだとえらく関心しながらトレースをたどると中禅寺湖が見渡せる堰堤基部となり上まで堰堤が続いています。

ようやくガスも薄れてきたので対岸の社山を眺めていると上から単独の男性が降りてきて、互いに(こんな日に物好きですね〜)という雰囲気でしばしのおしゃべり。何度か登っている地元の人で二荒山神社の正規登山道裏道があることを教えてくれました。樹林帯を抜けると暴風が半端ではないので早々と諦めてもどってきたとのこと。やっぱり、ですね。私も少しだけ登ってすぐにもどることにしました。

下りはあっという間です。帰りは上から様子がよく見えたので、より合理的な取り付きルートがわかりました。これで目的は果たせました。ようやくガスが完全に抜けたので湖岸に降りてみました。空が青いと湖は群青色になり強風のため白波がたってなかなかの景観です。

余裕で宿にもどって母と合流し、一服してチェックアウト。電車の時間まで間があります。日光でブラブラしてもつまらないので、もっと景色を見てもらおうとバスで湖岸沿いをさらに奥に向かい、湖岸にひっそりたたずむホテルのレストランで食事をして日光駅にもどったのでした。帰宅後150%堪能したとのメール。喜んでもらえてよかった〜

1346

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2015.02.22
谷川連峰を見渡すとっておきの山@日白山

前回シラガモンに行ってからソロモンへ。山じゃないんですけど、韵を踏んでいるので、ちょっと言ってみたかっただけです(笑)長い旅から帰ったばかりで、来週またでかけるので最初は休養するつもりだったのですが・・・

土曜日の天気はあまりにもよさそうでした。ずっと体を動かさずにいるのもストレスがたまるもので、無性に山にいきたくなりました。朝帰宅して頭がモウロウとするなかで一応簡単に山の支度。目覚ましをかけて起きることができたら行くことにしました。

いつもながら急ごしらえの山行ですが、パッと思いついたのがお気に入りの日白山でした。この山のチャームポイントは何と言っても展望の素晴らしさです。遮るものが何もない独立峰なので谷川連峰の山並みを中心に360度の展望が広がります。これまでルートはそれぞれですが3回登っています。けれどこれまでは展望がなかったり霞んでいたり。今度こそ!と出かけてきました。

この冬は白毛門で2度もトレーニング山行しているので東谷山から日白山はまさに鼻歌まじりの快適なシューハイキングとなりました。人気の山なので他にも山スキーのパーティが何組か入っていました。かなりの積雪でしたが、おかげでトレースをつけてもらい日白山まで行くことができました。スキーの機動力はすごいですね。

1月は悪天続きでしたが2月に入ってからは土曜日の好天が続き、春の訪れを感じました。なんだかんだと疲れていたはずなのに、歩き始めたらビックリするほど体が喜んでいるのがわかるんです。トレースもしっかりあったので気持ちよく快調に進み、気付いたら何組かのパーティーを抜いて二番手で東谷山へ。先頭の単独ボーダラーはラッセルマシーンのような猛者でスキー組が追いつけないとこぼしていたほどでした。

日白山に乗り上げると今まで見えなかった反対側の山並みが飛び込んできます。そして、そのとき誰もが歓声をあげるのです。前回も一人で登ったのですが、4月上旬だったので雪の様子が違います。やはり厳冬期の山の美しさは格別です。見飽きることのない山並みに随分長居をしました。以前から念頭にあったあの山へのあのコースもじっくり観察。ふむふむ、行けそうな感じ・・・

このところ少し慌ただしい日々が続いているのですが、合間の休日に山が青空を用意して手招きしてくれました。頑張ってるご褒美かなって、空を見上げてつぶやいたのでした。

nippaku4

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.