ブナの沢旅ブナの沢旅
▲トップページへ
カテゴリー:雑記帳
2015.06.09
ビビリすぎた安達太良山麓すぎた川

いよいよ梅雨入りしましたが、直前の日曜日に安達太良山麓の杉田川に行ってきました。

すでに奥森吉の沢で一応の沢始め済みですが、メインがヒタヒタ歩く沢だったので、「沢登り」としては、杉田川で本格始動です。そして前回の遡行で味をしめた下山路でのタケノコ狩りも楽しみの一つでした。

さて、タイトルの「ビビりすぎたすぎた川」座布団一枚!って、自分でけっこう気に入ってるんですけど、こういうのっておやじギャグっていわれちゃうのかな〜。

でも、そうなんです。とくに前半ビビってしまい自分でも情けなかったです。ラバーソールで滑った所にハマってしまい、どおってことない所で動けなくなりお助けだしてもらったのがマイクロトラウマの始まり。

滝を越えるのにドロドロの外傾した岩壁のトラバースでもモタモタ。ロープ出す?という天の声にすぐさま飛び付いてしまいました。前回は何ともなかったのにな〜(内心トホホ)

次の滝だってそう。ビビって逃げて足を抑えてもらってようやくクリア。これまでの2回の遡行では普通に登ってる所です。もう、後退著しいと、情けない。

それでようやく中盤から調子取り戻し、っていうか、難しい所なくなったので普通に歩けました。

同行者もようやく長いリハビリから本格復帰第一号の沢始め。それで一ヶ所油断した所でまさかのドボン。毎年沢始めに通ってるのにこんなこと初めてだと、ショックを隠せない様子。

なんだかロートルパーティはしょっぱなから波乱づくし(っていうほどでもないかな)。話題といったら、バランスが悪くなってるとか、怪我したらもう終わりだとか、まあ歳なんだからしょうがないですけどね。などと続くと湿っぽくなりますが・・・

コップに半分しか水がないと思うより、まだ半分もあると思えばいいのです。この歳でけっこう頑張ってるよ〜。なんだかんだいったって、先行の自分たちより若いパーティに追いついたじゃない〜と、最後は自分たちにエールを送ったのでした。

それに今年もタケノコがたくさんとれました。毎年入山しているパートナーはちゃんと太いタケノコの在処を知っているのです。タケノコ料理のレシピも増えたし天気よくて新緑の沢がとってもきれいだったし、やっぱり東北の沢はいいなあ〜と満足して帰ってきたのでした。

さて、次回は沢に泊まって焚火を楽めたらいいな〜♩

杉田川15 杉田川13

 



4 Comments

  1. かなり以前からコチラのHPをこっそり拝見していたのですが、今回はじめてコメントを書きます。

    実は、同じ日に杉田川におりましたので、びっくりしました。
    「先行の自分たちより若いパーティ」と書いていただいた4人組の1人です。
    (実は、それほど若くはないのですが・・・。)

    これからも、お邪魔致しますので宜しくお願い致します。

    Comment by Mt.Racco — 2015年6月11日 @ 11:07 AM
  2. Mt.Raccoさん、

    コメントありがとうございます。
    あの時お話する機会があればよかったですねー。と、残念!
    森吉山のステッカーが張ってある車がそうですよね。前の週に行ったばかりだったので親近感で目が留りました。
    下山時にはなんとなく全員集合でタケノコフィーバー、楽しかったですよね。
    これからは「こっそり拝見」といわず、おおっぴらに(笑)来てください。
    またどこかの沢で会えたらいいですね♩

    Comment by akiko — 2015年6月11日 @ 12:53 PM
  3. 再び失礼します。
    それは、おそらく私の車ではなく、ご一緒していただいたリンク先の方の車だと思います。
    私の方は「白い粉に狂った私」と「南会津藪山滑降隊」のステッカーが貼ってある車です。

    Comment by mt.racco — 2015年6月11日 @ 8:30 PM
  4. 間違ってごめんなさい〜
    「白い粉に狂った私」と「南会津藪山滑降隊」!
    そうでした。面白いステッカーだと思っていたら、同行者がテレマーカーの人達だと
    言ってました。スキーをやらない私は、どうしてわかるんだろうと??

    Comment by akiko — 2015年6月11日 @ 11:31 PM

Leave a comment

2015.05.30
ブナの沢旅 in ワンダーランド奥森吉 (雪と新緑とブナと沢)

ここ数年、雪山が一段落するとブナの新緑を求めて東北に向かうことが恒例になっています。昨年は船形山を巡る周回コースを歩き、一昨年は神室連峰と隣接するブナの尾根を歩きました。どちらも残雪と新緑が美しいコースでした。

そして今年は奥森吉を選びました。ブナの沢旅「事始め」の山です。以前から残雪期の奥森吉を歩いてみたいと思っていたのです。それには少し時期が遅くなりましたが、代わりに沢歩きも楽しむことができました。

今年は雪が多かったけれど雪解けも早かった、というのが大方の山の状況でした。5月後半の今年の奥森吉がどのような状況なのか。あまり情報がなかったので雪にも沢にも対応できる装備を携え、あとは現地でケセラセラという気持ちでした。

一つこだわったとすれば、テント泊で森吉山から奥森吉の沢の源頭部まで縦走して、これまで部分的に歩いたルートを繋げたいということでした。目的達成しました。予想以上に残雪が多くルートファインディングに手間取ったりもしましたが、それがかえって楽しさを倍増したといえるでしょう。

今回は4回目でしたが、行くたびに新しい発見があります。まさにワンダーランドという言葉がピッタリの山域だと実感しました。次回の遊び場も見つけました。まだまだ探索の余地があります。

おまけとなった3日目は、いよいよの沢始めです。奥森吉の沢といえば桃洞沢が定番ですが、私たちは奥森吉の「上級者」なのだから桃洞沢はもう卒業するのだとタンカを切り、地味ーな赤水峠をめざしました。赤水峠はブナ林が美しいと聞いていたからです。

赤水沢から赤水峠を越えると八幡平の玉川温泉に抜けます。かつての湯治道を歩いてブナの峠で一服する。こんなロマンチックなシナリオを心に描いて赤水沢を歩きました。源頭部は雪で覆われていましたが、最後は一筋の細い道となって峠に乗り上げました。

赤水峠はブナの大木に囲まれた広場のようなところで、思い描いていたよりも広々としてステキでした。ブナの切り付けは明治や大正の文字が読み取れました。湯治だけではなくマタギの休憩場所だったのでしょう。いろんなことが想像できる憩いの峠でした。

地味だけれど渋くて想像力をかき立てるルートを歩くことができてうれしかった〜。こんな感じで今年も東北の新緑ブナの山旅、沢旅を楽しんできました。さあ、いよいよ沢シーズン到来です♩

赤水峠2 赤水峠9

詳細記録は後日に・・・



0 Comments

No comments yet.

Leave a comment

2015.05.23
日帰りの丹沢主稜はブナとミツバツツジのコラボレーション

1週間前に歩きたくないとダダをこねたカラダでしたが、すっかり元気を取り戻し、今度は歩きたいとダダをこねました。来週山旅にでるのだからいいじゃないといっても、その前にちょっと歩いておかないとーというわけです。そんな言い訳はさておき、お花とブナの新緑を愛でようと、丹沢主稜(西丹沢自然教室〜大倉)を歩いてきました。

最初からそのつもりだったわけじゃないのですが、檜洞丸まで歩いたら、なんだか調子がいいんです。自分でもとても病み上がりとは思えませんでした。カラダが歩きたがったわけだなあ〜。去年の6月中旬に初めてこのコースを歩いたときは、暑さでバテバテとなり、初めて山行中に足がつるという経験までしました。そこで今年は1ヶ月早めることにしました。高曇りでそこそこの風という気象条件に助けられました。今更ですが、歩くときの気象条件って大事ですね。

シロヤシオは大方終わっていましたが、主稜線のトウゴクミツバツツジが満開でした。檜洞丸までは今の時期お花目当てのハイカーが大挙して押し寄せますが(今回も混雑でバスが20分遅れで到着)、檜洞丸から先へと進む人はほんとに少ないです。でも今回わかったんです。お花は臼ヶ岳から蛭ヶ岳の間の尾根が見所満載だと。だれもいない静かな尾根でブナとミツバツツジの響宴を心ゆくまで楽しみながら歩きました。だからきっとそれほど疲れを感じずに歩き通せたのでしょう。暗くなる前に大倉のバス停に到着できました。

また秋の紅葉の時期に歩きたいと思いました。日の短い秋は日帰は無理なので、山小屋泊まりで丹沢三峰をコースに入れたら充実したブナの山旅になりますね。さらにユーシン渓谷も取り入れたりと、いろいろコースが作れるけれど、あの長くて暗いトンネルが・・・情けないけどやっぱり、無理!

丹沢主稜線12丹沢主稜11丹沢主稜7丹沢主稜線13

 

追伸:5月2−3日の稲子山〜坪入山、7−8日の吾妻連峰の写真集を新しく掲載しました。



0 Comments

No comments yet.

Leave a comment

2015.05.17
近況報告 ただ今ダウン中〜

なかなか記録が更新されないなあと思っている人がいるかもしれませんが、ただ今ダウンして寝込んでいます。これでも昨日よりはましになったので、とりあえずご報告です。

吾妻から帰って海外出張にでて帰ってきて、ようやく一段落できると思ったとたんドッと疲れがでたのでしょうね。よくあるパターンです。

金曜日の夕方から急変してほとんど食事がとれず、食べると下痢の繰り返し。トホホ〜なのですがこの一ヶ月は突っ走ってきたので、休まなくちゃというサインですね。何しろ2泊3日と1泊2日の山行を2回ずつやって、その合間に海外出張2回行って、でした。自分でも異常だと認識していましたが、たまたま好機がつづいて弾みがついたようでした。

というわけで、今は頭が働かないので記録の作成はもう少し先になります。
明日にはもう少し回復することを期待してお休みします。

こんな風になったのは何年ぶりだろう〜。記憶にないほど久しぶりのことです。これからはもうちょっと歳を考えなくちゃいけませんね。なんていいつつ、ホントはこんなことにならなければブナの新緑とシロヤシオを楽しみに、久しぶりに丹沢を歩こうと思っていたんですよー、っもう、まったく!



2 Comments

  1. あこさん、久々に雑記帳は拝見したらダウン中とか・・・
    昨日は友達と三浦半島グルメ旅でお近くに行ってたのに、回復をお祈りしてます!

     私も先週は江戸ソバリエの仲間と新潟十日町に、大人の林間学校(ふんだんにお酒付き)に行ってきました。
    美味しいへぎ蕎麦と山菜・日本酒・松之山温泉を楽しんできました。翌日は秘湯の会のスタンプ招待で、巻機山を望む大沢山温泉で一人旅を楽しんで♡大人になって良かったと思える至福の時間ですね。

     6月から地元の市役所でまたケアマネジャーをすることになりました。今日スマホも購入したので、ブナの沢旅で昼休みの気分転換をさせていただきます。よろしく!

    Comment by yukiko — 2015年5月17日 @ 8:36 PM
  2. yukikoさん、コメントありがとう〜

    今日になって随分と回復した感じですが、調子に乗らないよう一両日はおとなしくしているつもりです。
    私はまだ行ったことがないけど、松之山はブナ美林で有名なところなんですよ。
    豪雪地帯の越後魚沼はおいしいお米だけでなく、おそばや山菜、お酒、いい湯と、それにいい山と、最高ですね♩

    お仕事再開ということですが、ストレスにならない程度に続けられるといいですね。私も今は気晴らしをかねて少しだけ
    仕事を続けている感じです。これからは沢の季節になるので、山の写真も緑に変わっていきます。

    来週は東北の山旅を予定しています。そこにも秘湯の会ではないけれどとても古くていい温泉があって立ち寄るつもり。
    では、おたがいそれぞれの♡大人の旅♡を楽しみましょうね〜

    Comment by akiko — 2015年5月18日 @ 1:45 PM

Leave a comment

2015.05.10
吾妻連峰 心と体と山のシンクロナイゼーション

どうしてもやりたいからというわけでなく、なかば必要に迫られて単独山行を3連ちゃんもすると、そろそろ周囲の山トモも気の毒に思うのか、はたまたけなげに感じたのか。ようやくお誘いの声がかかりました。それもお二人から。でも最初の越後のトモの山行はいきなり翌日から3日間飯豊の山こえ谷越えの試練ルート。それは無理無理!シリアスなオファーと思うには無理が・・・

そしたら翌日、ただ今リハビリ中の山トモから吾妻に行かないかとのお誘い。それも初日はちょっと歩いて山小屋に泊まって翌日稜線漫歩してスキー場から白布温泉に下山というプランです。3週連続で泊まり山行した後はさすがに疲労感がただよっていたのですが、おもわず身を乗り出してしまいました。

行っちゃおうかな〜。朝ゆっくりの出発だし吾妻連峰のプチ縦走も魅力的。ということで、あっという間に商談成立です。テントもスコップもいらないし、ガスやお鍋持ってきてくれるし、楽チンだなあ〜。ありがたみをヒシヒシと感じました。大パーティの山行ばかりしていると、きっとこんなありがたい気持ちわからないでしょう。

いままで吾妻連峰って自分で計画する場合の対象山域ではありませんでした。なにしろ「ブナの沢旅」ですから、針葉樹林の山はちょっと〜という感じ。だから今回は「食わず嫌い」をただすいい機会になりました。なんともいえないゆったり感が、疲れたからだの琴線に触れたとでもいうのでしょうか。心と体のクールダウンにピッタリだったし、久しぶりの山小屋泊まりも快適でした。他に誰もいなかったので豪快な店開きとなりました。

季節を変えてもっと歩いてみたいと思いました。この1ヶ月の間にほんとにいろいろな山を経験をしました。上越国境も南会津も吾妻連峰も、おおざっぱに言えば本州の同じ位置にある山域の山なのに、驚くほど特徴が違ってそれぞれの魅力を滲ませています。面積に比べてこれほど多様性の豊かな山をもつ国が他にあるでしょうか。最近は、ことあるごとに日本の山って素晴らしい〜と感じています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

詳細記録は後日に



0 Comments

No comments yet.

Leave a comment

2015.05.05
ブナ回廊で焚き火に興じた南会津の山旅

このところ2週続けて2泊3日の一人旅をして、その後また出張行ってと、かなりハードスケジュール。だから連休の前半はお休みして後半から連休明け頃にのんびり山行しようと思っていました。ところが当初の天気予報があまりよくないし、前半は連日とってもいいお天気が続いてました。

疲労感はあるのだけれど、連休のお天気に家にいてもせつないので、いっそのこと山で休もう〜と、ちょっと強引に出かけてきました。ブナの森でゆったりと焚き火をして遊ぶ。これが今回のテーマです。一人旅も慣れてきたのですが、なんだか、いいような淋しいような・・・

以前は泊まり山行というと気分的に準備が大変。でも不思議なものです。2泊を続けた後の1泊山行はとっても気が楽でした。なにしろ翌日は帰れるんですから。ひとつハードルを越えると、ものの見方、見え方が変わって来るものなんですね。まあハードルというほどではないのですが。

それで急遽ふたたび南会津へ向かいました。以前歩いたコースです。ブナロード走破になるかな、なんて思ったりして。4月に城郭朝日山から山毛欅沢山を歩いたので、今回は残り半分の小沢山から稲子山を越えて坪入山へ。

今年は例年よりも雪解けが早い分ブナの芽吹きも早いようでした。今回初めて本格的なブナの新緑にお目にかかることが出来ました。いつも4月の終わりから5月の始めに歩いていたのですが、これまでは下山したときにようやく麓で芽吹きが始まるという状況でした。

そしてお目当ての焚き火。枯れ枝は豊富で超がつくほど乾燥していたため、焚き火熾しがかなり下手な私でもあっという間にファイヤー!どんどん盛大に燃えるものだから拍子抜けするほどでした。焚き火って、枯れ木を集めて下準備の仕分けをして、湿った木を乾かして、一生懸命風を送って火を熾すというそのプロセスが、無心になれて楽しいんですよね。じっくりと熟成した燃え方をする太い木があればもっとよかったのですが、それは今後の沢シーズンに期待しましょう。

テンバは目の前に三岩岳と窓明山の優雅な山容を間近に見渡す広いブナの台地状尾根です。一目惚れの即決物件でした。風もなく本当に穏やかな夜でした。満月(に近い)の月明かりで一晩中ほんわかと包まれていました。

焚き火でゆったりとした心の安らぎを得ることができました。思い切って行動を起こして良かった〜

でもさすがに翌日の行程は疲れました。雪の状態が今までで一番悪かったです。とくに窓明山手前はけっこう大変。坪入山の最後の長い雪稜の急登も暑さが手伝って辛かったです。すべてがお気楽というわけにはいきませんでしたが、7年ぶりに歩いたブナロードはやはり素敵でした。

2週間前のブナロードとちょっと趣がことなり変化に富んでいるし、展望もよりダイナミックです。でも、だからどちらがいいというわけではなく、それぞれに良さがあります。連休で好天の2日間、誰にも会いませんでした。有名な人気の山の隣には、こんなにステキで静かな山がたたずんでいるのです。そしてそんな山を繋いで歩くことに心の安らぎと豊かさを感じます。

詳細記録は後日に。

焚火1 OLYMPUS DIGITAL CAMERA



2 Comments

  1. ( ・∀・) イイネ!焚火!
    でも、ブナWAX大敵!!

    Comment by mt-sam — 2015年5月5日 @ 8:51 PM
  2. 焚火してイワナ釣って山菜採って、っていう宴会山行したい!
    どれも下手だけど、samさん頼みで、よろしくね〜

    Comment by akiko — 2015年5月5日 @ 11:25 PM

Leave a comment

2015.04.26
自分を褒めてやりたい 白毛門〜巻機山単独縦走

「自分で自分を褒めてやりたい〜」

一昔前の、あまりにも有名なフレーズですが、初めて自分にも使ってみたくなるような縦走をしてきました。

体力的にきつかった、雪の状態悪かった、藪漕ぎたくさんしました。今の自分の体力技量ともに目一杯でした。でもがんばったもんね。今あるいろんなチカラをぜ〜んぶ出し切ったっていう感じです。

以前から関心があっていつか行きたいと思い続けていたのですが、一人で行くなんて問題外だったし、そもそも自分の身の丈にあっているだろうか、となかなかハードルが高い山でした。

それなのにですねー、先週久しぶりに一人で、それも2泊して、訪れる人も稀な南会津の城郭朝日山に行ってきたばかりだというのにー。たてつづけに3日間の性格のまったく違う山に一人旅とは。旅というより修行かもしれませんね。

勢いづいたというのか、まったく自分でもどうしちゃったんだろうっていう感じです。ひょっとして生き急いでいるのかなあ〜なんて思ったりもして・・・

今年は雪解けが早く時期的に遅かった感もありましたが、好天にめぐまれ毎日素晴らしい展望でした。ずいぶんと慰められました。それに鍛えられましたね〜。慈母のような南会津のブナの森とは対照的です。でも時々は他流試合をして山の多様性に触れてこそ、好きな山の良さがよりよくわかる気がします。

巻機山にたどり着いてたどった山並みを見渡したとき、とても深い思いにとらわれました。わたし、きっと大丈夫よねっ。そして南会津のブナの山に向かって、私頑張ったんだよって報告したい気持ちになったのでした。

さあ明日からまたお出かけです。帰ってくると世間のゴールデンウィークが始まります。今は脱力してつぎの山が考えられませんが、ちょっとお休みして、後半にでもゆったりと残雪のブナの森で焚き火でもできたらいいなあと思ってます。一緒に行ってくれる人、いないかな・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 



0 Comments

No comments yet.

Leave a comment

2015.04.20
すべてを背負ってブナの巡礼@南会津 城郭朝日山

あたりまえのことですが、一人で山に行くにはすべてを一人で背負わなければなりません。まあ、人生も同じですが・・・とくに雪山のテント泊となるとあれこれ道具がふえます。どれも欠かすことができないので頑張るしかないのです。でも山にいけばすべてが報われることがわかっているから頑張れるんですよね〜

4月に入ってから仕事の都合でしばらく山に行けませんでした。なにしろ移動だけで5日間もかかる某国へ。その間はひたすら妄想山行でしのいでいた次第です。そしてようやく機会到来です。想いがつのり、ひとりでお馴染みの南会津へ行ってきました。ずっと懸案になっていたブナ街道の北端、城郭朝日山へ2泊3日の一人旅です。

いきなり大胆な気もしますが、「あれは3年前〜止めるあなた〜家に残し〜動き始めた汽車に〜一人飛び乗った〜♪」って感じで、ちょうど3年前に初めて単独雪山テント泊を試みたのと同じ山域です。あのときは1泊で城郭朝日山手前の恵羅窪山まででした。やはりちょっと怯んで日和ったんですね。だからいつか再訪して気持ちのケジメをつけたいと思っていました。

初日の悪天は織り込み済みだったけれど悲壮感がただよいました。夜中の強い風雪で軽量ツェルトも心細かったけれど、なぜか途中から肝がすわり、すべてを受け入れられるようになった気持ちの変化が不思議でした。

そして翌朝はお約束の快晴〜(そうじゃなかったら来なかったもん)

赤い「小さなおうち」をあとに、なつかしいブナの森をすがすがしい気持ちで歩きました。行けどもいけどもブナだけの山稜です。身も心も軽くあっというまに前回の到達点へ。

さあここからが新しい領域です。とはいえ、しばらくは同じようななだらかなブナ林のアップダウンがつづきます。そしてようやく姿をあらわした城郭朝日山は標高こそドングリの背比べながら、前衛にヤブの岩峰を従え山容もこれまでのブナの山々とは一線を画しています。まさにブナ街道北端の異端児?っていう風貌です。

前衛のヤブ峰を二つ越えると最後は快適なブナ疎林の雪面を一気に登って真っ白な山頂へ。独立峰のような360度の展望が開けたのは意外でした。思わずやったよ〜!。城郭朝日山から南へ山毛欅沢山〜坪入山へと続くブナ街道に最初にやってきたのが2007年。以来ずっといつかは・・・と思い続けていた山に、一人で来ることになるとは思ってもいませんでしたが、いろいろな意味で、期が熟した、ともいえる気がします。

ただ、「小さなおうち」への帰り道が大変でした。意識しないにせよ、そうとう気張っていたのでしょう。たしかに前衛の門番はけっこう手強かったです。核心のヤブ峰をこえてなだらかなブナの森へ戻ったところで急に脱力状態に!歩けないんですよ。こんなことは初めての経験でした。もうホウホウの態でテントに戻り倒れ込んでしまいました。たくさん睡眠をとって回復したから大丈夫だったけれど、携帯も通じない、人と会うこともない奥深い山域に一人で入ることの是非を少しばかり考えさせられました。

まあ、そんなこんなでようやく念願がかない、一人テント泊も板についた?し、教訓も得たしと、一人ならではの得るものの多いブナの巡礼となったのでした。

山は今日20日から大荒れの模様です。無事に念願を叶えることができた幸運に感謝するとともに、今日4月20日のこの日を静かに祝いたいと思います。おめでとう〜

詳細は後日の記録で。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA



6 Comments

  1. ブナの沢旅さん 初めましてノラといいます。先週山毛欅沢山を往復した者の片割れです。そしてそちらのテントの脇を通って城郭朝日山に登って降りられたのは「激籔の隙間」を主宰する仕事人さんです。「激籔の隙間」で検索して見て下さい。上は私のブログのURLです。それではどこかでお会いするかもしれませんが失礼します。

    Comment by ノラ — 2015年4月24日 @ 12:18 AM
  2. ノラさん、初めまして。

    お知らせのコメントありがとうございます。
    私もトレースやテントの主が気になり、検索をしたところでした。
    城郭朝日山は行く人もまれなので、すぐにヒットしました。激薮の仕事人さんは
    かねてからすごい人だと思ってました。
    ノラさんのブログも拝見しましたよ。私は薮愛好家ではありませんが、積雪期の藪山は好きです(笑)
    いつかどこかでお会いできたらいいですね。

    Comment by akiko — 2015年4月24日 @ 5:20 AM
  3. こんにちわ。南会津にかかわるこちらの写真集を見て懐かしく思い、かつて歩いた山々とコースが出てくるので 思わず心を揺すられてしまいました。村杉岳から撮ったと思われる猿倉山や、今回の山毛欅沢山~城郭朝日や、高幽山~丸山岳などは数十年の時を超え、まるで昨日のようで懐かしさに溺れてしまっております。昔は「写ルンです」だったので、こちらのきれいなデジタル写真集に惹き込まれました、ありがとうございました。

    Comment by もときち — 2015年4月29日 @ 5:12 PM
  4. もときちさん、

    どうして南会津の山々は人の心を揺するのでしょうね。
    <・・・数十年の時を超え、まるで昨日のようで懐かしさに溺れてしまっております。>という、
    この言葉に、今度はわたしが心を揺すられてしまいました。
    南会津では、佐藤勉さんの『我が南会津』がわたしの「バイブル」です。数十年前に歩かれたということは、
    同じ時代ですよね。当時の南会津をたくさん歩かれているというのは興味深いことですし、
    出来たらお話を聞きたいくらいです。
    写真集をみて、懐かしく思ってくださった方がいること知り、とてもうれしく思います。
    コメントをありがとうございました。

    Comment by akiko — 2015年4月29日 @ 10:50 PM
  5. お返事ありがとうございます。うまくは言えないけど、、、「胎内回帰」の概念に似てると思うんです。一回り違いの佐藤勉さんらが所属していらした「南会津山の会」の当時を思えば・・・、いま現在との大きな違いは「交通の便利さ」これだけだと思うんです。栃木県境のどうってことのない枯木山に立つのでさえ、当時は歩いて歩き続けてようやっと麓に至ったわけですから・・・感慨も一入でしたでしょうし。昭和29年当時の銀山平付近の略図なんかを見ますと、一時代との落差を「近代開発の波」の一言では語られないようです。田子倉と銀山平に一筋の生活路があっただなんて信じられない話です。

    バイブルという意味でなら「南会津山の会」の重鎮、川崎精雄さん 望月達夫さん 中西 章さんらの南会津の山に遊ぶ情念に全てが語られていると思います。一節「http://tabilogue.exblog.jp/19794025/」。。。これに続く 成田安弘さんや 森澤賢次さん、佐藤勉さんなどの出稿があったためだと思います。むしろ、かつてサロン風な論壇の集いを一般外部に向けて解放されたものが「我が南会津」であったり、会津山岳会「すかり」であったり、郡山山岳会「南会津の東部の山、西部の山と谷1,2」であったり、峡彩山岳会、新潟山岳会の会報紙誌であったと思っております。

    すべては繰り返され、今に至るものと理解しております。

    Comment by もときち — 2015年4月30日 @ 6:43 AM
  6. もときちさん
    察するに私もほぼ同年代だと思いますが、この半世紀で、山は変わらないのに、人の暮らしぶりは大きくかわりましたよね。私の山歴は浅いですが、交通機関やITが進歩したおかげで遅ればせながら、先人の歩いた山をたどることができる恩恵にあずかっています。

    山行のトレースでは佐藤さんの本を嘗め尽くしましたが、紀行文では川崎精雄さんが心の師匠です。おこがましいですが、川崎さんのような紀行文を書けるようになりたいと、愚直に文章記録を書き続けています。遅れてきたおばさんなので、「すかり」はじめ、山岳会の会報や「南会津山の会」の重鎮の方々の山の本はあらゆるルートで買いあさりました(笑)。

    「いろりばた」のデジタル化には以前から注目していました。ようやくそれが、もときちさんと結びつきました。てっきり南会津山の会のメンバーかと思ってましたが、以前掲載されたものが消されていたのは、著作権の関係なんですね。実はこっそりコピーして取っておきました。

    あらためてブログを拝見したのですが、今年の1月25日には面白山高原駅でニアミスだったんですね。私は始発の電車で到着して南面白山から大東岳へ向かいました。だからまた、どこかでお会いすることもあるかもしれませんね。山のことになると話がつきないのですが、これからもよろしくお願いします。

    Comment by akiko — 2015年4月30日 @ 8:29 PM

Leave a comment

2015.03.31
意外とガードの固い姫でした@守門 黒姫〜袴腰

もっと簡単にくどけると思って行ったのに、ああだ、こうだと、意外にガードが固かった〜

数年前に一度計画したのですが、悪天視界不良であっさりと引き下がった守門黒姫。その後浅草岳や狢ヶ森から遠望した姫はオムレツのようにふんわり盛り上がった穏やかな姿で、「あんな山」で敗退したのか〜なんて思っちゃいました。だからなんとなく消化不良の気持ちを引きずっていたんです。

ようやく再訪の機会を得ました。天気は上々だしテント泊だから今度は楽勝だわ〜翌日は守門まで足をのばせるかも〜なんてお気楽ムードプンプンです。前日までの降雪で山々は厳冬期のようなクリーミィな美しい姿でむかえてくれました♪

浅草岳をバックに新雪ねらいのスキーヤーさんと前後しながら黒姫に続く尾根に乗り上げました。姫に向かうのは私たちだけです。さあここからは新雪でリセットされたトレースのない尾根を進みます。ワクワク感とちょっとドキドキ。

地図でもいくつかポコがあることはわかっていましたが、雪がつくとどうなるかはあまり想像がつきませんでした。雪の状態で山は七変化します。お姫様にたどり着くまでが以外と大変。げいじゅつ的な雪庇に、どうやったらこんなになるんだろ〜。ナイフエッジなんて聞いてないよ〜。こんな雪壁どうやって下るの〜。

とはいえ決して困難というわけではありません。穏やかなブナの山で「平和」な山行ばかりしているので一瞬躊躇はしましたし時間はかかりましたが、翌日の守門に向けていいウォーミングアップとなりました。

ようやくリーチの姫へ、最後の登りとなりました。そのとき丸山岳のミニチュア版みたいと感じたことが意外でした。だだっ広い山頂は360度の展望です。どちらを向いても山また山が幾重にも連なっています。ブナの沢旅で登った雪山の半分以上が見渡せたのではないかな。それだけ愛着のある山域のど真ん中に姫は悠然とたたずんでおられました。

帰り道は自分たちのトレースで楽勝です。人のトレース頼みばかりしていてはダメですね。それに楽しさが違います!ブナ林の台地にもどってお泊まりしました。

前日が姫なら翌日は若殿かな。袴腰をめざしました。守門岳の隣に鋭く聳える山で標高だって10m足りないだけ。めったにできない雪稜体験、気持ちが高鳴ります。袴腰に一番乗りしました。もうお腹いっぱいで、目の前の守門岳まで進もうなんてこれっぽちも思いません。けっこうなナイフエッジの連続に見えますが、登った人の話では見かけほど悪くないとか。。。

テントサイトにもどり、ゆったりとした気分でティータイム。1時間ほどくつろぎ、姫と若殿の余韻に浸りました。いい山だったなあ〜。そして今度は自分なりのルートを作って黒姫から見た誰も行かない「あの山あの尾根」を巡りたいと思ったのでした。



4 Comments

  1. おや、ニアミスね♪゜・*:.。. .。.:*・♪

    Comment by mt-sam — 2015年3月31日 @ 10:32 PM
  2. samさん

    27日にあの時の未完コース歩いてきましたよ〜
    姫の裏側にあの方の新しいトレースあり。

    おだてられて大雲沢開拓?ちょっと無理がありそう(笑)

    Comment by akiko — 2015年4月1日 @ 10:33 AM
  3. akoさんはじめまして
    と書いた所で、もしかしたらはるか昔にコメントしたような記憶もあるのですが、
    新しいHPでははじめましてと記しておきます。

    守門 黒姫なんとクリーミーですてきな雪山ですね。
    いつもいつも沢や雪山ではakoさんのHPを参考にさせてもらっています。
    我家もお彼岸の連休に念願の日白山に行ってきました。
    山頂でテントを張っていつまでも展望を堪能しました。

    私は体力的に厳しいところなのですが、今は親子でお山を楽しんでいます。

    Comment by ぜいぜい — 2015年4月4日 @ 11:38 AM
  4. ぜいぜいさん、コメントありがとうございます!

    コメントをもらうことは稀なので、ぜいぜいさんのことはしっかり覚えています。
    さすがに守門は雪の量が違ってまだまだきれいな雪山が楽しめそうですよ。
    HPを参考にしていただけてうれしいです♪

    日白山の展望もいいですよね。私も毎年一度は行きたい山です。
    最近は一人ぼっち山行が多いので、親子で山なんて羨ましい限りです。
    山って、気持ちさえあればそれなりにちゃんと応えてくれるところが魅力なのだと
    思っています。

    Comment by akiko — 2015年4月4日 @ 5:36 PM

Leave a comment

2015.03.22
朝発の電車に乗って登れました@西黒尾根〜谷川岳

このところすっかり春めいて山でも好天が続いています。いままでのように天気がいいから山に行こうという思考だと頻度が高くて体がもちません。週末が好天予報といっても週の半ばにタカマタギから日白山を歩いたばかり。ようやく疲れがとれたかな〜という具合でした。

でも、でもソワソワ。それで思いついて西黒尾根に行ってみることにしました。ちょっとー、話のつじつまがあわないんだけどー、って言われそうですが、様子見の、いわゆる偵察山行ってやつです。

以前から残雪期になれば私でも登れるかな〜と色気はあったのですが、朝電車でいくと歩き始めが9時ころになります。無雪期ならともかく、状況がわからない雪山ではどれほど時間がかかるのか見当がつきません。そこで樹林帯が途切れるあたりまで登って、かかった時間とその先の尾根の様子をみることから始めようと思ったのでした。

ロープーウェイ駅行のバスは登山者でぎゅうぎゅう詰め。みなさん谷川岳です。だから何人かは西黒尾根登る人がいないかなあと期待しましたが誰もいません。まあ途中までだから別にいいんだけど〜と思いながら訓練所センター先の雪壁から登り始めました。

当然でしょうが、この尾根を登る人はもっと早くから来るので誰もいないわけです。しっかり先行者のトレースがありました。よかった〜。このトレースにそって登って行けばいいんだわと、気が楽になりました。登ろうとしたときに早くも下山してきたパーティがいたのでビックリです。午前2時から登ったそうで、お隣の東尾根かしら。。。気合いの度合いが違いますね。

しばらくはブナ林の広々とした尾根が続き、すぐに白毛門側も見渡せるようになっていい感じです。雪もちょっとザラメ程度でワカンなのでもぐりません。快適に登っていくと先行パーティに追いつき、ラクダのこぶまで来てしまいました。時計をみるとなんとコースタイム通りです。

しだいに雪稜チックになって行きますが、とくに困難な所はありません。適度の緊張感をもちながらひたすら前進のみ。なんだか山頂まで行けそうな気配です。いくつかチョイ悪の所を通過したあとではとても引き返す気にはなれません。正午あたりに腹を決め山頂へ抜けることを決めました。上部は再び尾根が広がりまるで天まで届くような雪の斜面をひたすら登ります。けれど傾斜は白毛門の松ノ木沢の頭からの登りほどではなく、ちょっと長いだけ。

気持ちもかなりハイになっていたのでしょうね。休憩もあまりせずお腹もすきませんでした。それで天神尾根にハイカーの姿が見えた時、我ながらすごいなー、登れちゃったよーと感心してしまいました。無欲のご褒美です。ここまでくれば山頂はどうでもよかったけれど、一応ケジメとしてトマの耳まで。山頂で写真を撮ってもらった時、西黒尾根歩いてきたよーと声を出して独り言。写真を撮ってくれた人には通じなかったようですが。。。

白毛門から巻機山につづく稜線は魅力的で、いつかきっと歩きたい。反対側にはつい数日前に歩いた日白山からタカマタギの山並み。あのとき谷川岳を遠望して数日後に西黒尾根を歩くなんて夢にも思いませんでした。もちろん今回は好条件が重なったためにほぼ夏道のコースタイムで登れたわけで、ビギナーズラック。来年はタイミングを変えて登ってみたいと思いました。

写真速報

OLYMPUS DIGITAL CAMERA



0 Comments

No comments yet.

Leave a comment