ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2016.09.06
近況報告

今年の夏はある作業にかかりっきりで、ほとんど沢や山に行けませんでした。我ながら寂しいことだと思ってますが、人生の優先順位はその時々で変わるものです。でも、それがようやく一段落しました。せめてこれから紅葉のシーズンに向けて、沢旅を楽しみたいと思っていますが、そういう時に限って天気が意地悪するのですよね。どうなることやら・・

とはいえ、この週末にずっと前から懸案だった檜枝岐の沢へ。最初は泊まり沢の予定でしたが予報が悪くなったので日帰り沢に変更して実現しました。(結局それほど悪くならなかったのですが……)黒檜沢と保太橋沢のどちらかと思ったところ、同行者は黒檜沢には何度も行っているので初見の保太橋沢をチョイス。たまたま立て続けにこの記録がでたのも後押ししました。

いわば三部構成の沢で、第一部は水量豊富な滝とゴルジュが交互にあらわれ、それが全てそれほど困難でもなく楽しませてくれます。第二部は行く手に稜線があらわれ、開放的なゴーロの河原歩きが続きます。暑いとちょっと辛いところです。そして第三部は、柱状節理っぽい小滝が途切れることなく続き、とっても快適です。それで藪漕ぎなく稜線へ。ちょっと笹薮をかき分けて登山道へ。

ただ日帰りだと結構長丁場でした。三岩岳の登山道は中腹が綺麗なブナ林でとってもいい感じかのですが、とにかく急斜面が続きます。暑さでバテバテとなりました。結局久しぶりの11時間行動となりました。でもいい沢だと思いました。経験者曰く、黒檜沢よりずっといいそうです。

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2016.08.07
大滝沢+姥湯@吾妻連峰で遊ぶ

梅雨が明けたというのに、不安定な天候がつづきなかなか泊まり沢の予定が立てられません。そんな中で、この日の天気はだいじょうぶという一日で、久しぶりに吾妻連峰の大滝沢で遊んできました。今回で4度目、3年ぶりの遡行です。

遠出の沢で4回も足を運ぶと言うのは、あたらしもの好きの私にとっては異例のこと。それだけ大滝沢というのは、日帰沢としてはほとんど完璧にすべてを備えた「良渓」なのです。

雲一つない快晴の大滝沢は、抜けるような開放感に包まれていました。難しいところはなく、文句なしに圧巻の大滝をはじめ、幅広の舗装道路のようなナメ床、白いスダレ状のナメ滝など、どれをとっても笑みがこぼれてきます。

今年は沢といっても歩く沢ばかりでした。そんなわけで、前回帝釈山系の沢旅を楽しんだ帰り道に思わずポロリ、今度は文句なしに楽しい沢に行きましょうね〜と口にしてしまったのでした。そして久しぶりに遡行して、あらためて楽しくていい沢だなあ〜とうなずき合いました。

大滝沢は途中に冗長な所がなく、次々といろいろな滝があらわれてあっという間にハイライトが終わります。日帰の場合は最後まで詰めずに登山道に抜けるのが定石。枝沢を詰め登山道が交差する所で最後の休憩をして、楽しかった〜。なのですが、またまた率直な感想が口に出てしまい、楽しいけど、あっけないね。パートナーも間を入れずに、そう、とあまりにも早すぎる返事。

まあ、なにごともダイバシティーが大切だということで、地味だけど味わい深い沢旅をやっているから、たまにはこういう突き抜けたきれいな沢がより楽しく感じられるのでしょう。

駐車地点にもどってもまだ3時です。大滝沢のあとはいつもすぐ目の前の滑川温泉に入っていたのですが、ちっとさきの姥湯にまだ私が行った事がないと知った仲間が、一度は行く価値があるということで、さらに奥へと車を走らせ姥湯へ案内してくれました

な〜るほど、穏やかな吾妻連峰のイメージとは全く違い、足尾は松木渓谷のジャンダルムと安達太良の沼の平を一緒にして小振りにしたような景観にまず目を奪われました。そりゃあ、源泉が湧き出ている所ですからね。ここのセールスポイントは、そうした荒々しい景観にかこまれた開放的な露天風呂です。

平日で日帰り入浴の終了間近だったためか人も少なく、より開放感のある混浴風呂が貸し切り状態でした。以前も感じたのですが、山間の混浴風呂に入ると、平地での羞恥心のようなものは薄れて、みんなで入れば恥ずかしくない?的な気持ちになるから不思議です。(町の常識しかない人は眉をしかめるかもしれませんが‥‥)

そんなわけで、大滝沢で久しぶりの開放感に浸り、姥湯の露天風呂に浸った、楽しい一日となりました。(これまで姥湯にはかなり「秘湯」のイメージを持っていたのですが、こぎれいな一軒宿はなかなかの賑わいで、東京ナンバーの車も結構みうけられるほどでした。昨今の秘湯ブームがここでも感じられました。)

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2016.07.18
歴史を秘めた帝釈山系の沢

尾瀬の沢については、大清水側から入る日帰沢から始まり、最近は檜枝岐側から入る実川の硫黄沢や赤倉沢に足を伸ばし、さらに今回は舟岐川へと目を広げてみました。

手軽な面白さでいえば、初期に遡行した大清水側の沢に軍配があがることは明らかなのですが、最近は沢に求めるものも変わってきたことを感じています。そう、なにもないことの心の安らぎが感じられる沢旅指向がますます強まっているのです。

今回遡行した舟岐川火打石沢は源頭に近づくと、登山道のようなナメがつづき引馬峠に至ります。引馬峠という名前自体から、かつての人々や物の往来がしのばれます。「低場」から転じた呼び名という説もあるようですが、かつては引馬峠から栗山村側の平五郎山に伸びる尾根に道が開け、川俣温泉につながっていたとのこと。

『会津の峠』(下)によると、檜枝岐村の茅葺き職人集団「会津茅手」の往環路であり、木地師の曲げ物などが運ばれ、川俣からは陸の孤島に塩が運ばれたそうです。

ガイド本的な『会津の峠』で簡単な情報を仕入れたらもっと知りたくなり、ずっと前に古本の復刻版を購入してまだ目を通していなかった『尾瀬と檜枝岐』を開いてみました。700頁もある力作で、最初に出版されたのは、なんと第二次大戦まっただ中の昭和17年。編集後記には「皇紀に千六百二年」とあります。内容は多彩で、尾瀬の学術研究から、檜枝岐の風土記、山行記録など。

そして今回の遡行と引馬峠への関心から、パラパラ頁をめくって目に留まったのが、沼井鉄太郎の「黒岩山を探る」という山行記録でした。なんと大正九年の記録です。川俣温泉から平五郎山を経て引馬峠に至り、黒岩山から実川を下って檜枝岐に抜けているのですが、途中にけっこう仮小屋や鳥屋場小屋などが登場します。麓の山人の生活圏であったことがわかり興味深い記録です。

歳のせいか、山行のたびにこうした歴史に触れることの喜びを感じます。まだ聞きかじりで表面をなぞる程度ですが、新しい沢の楽しみ方をこれからも追求していきたいと思うこのごろです。

って、まとまりのない雑感ですけど、これ「雑記帳」ですものね、なんでもありです。このところ、ちょっと記載が滞っていたので、書いてみました。(右の写真が引馬峠です)

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2016.05.15
沢始めは四国の清流面河渓へ

当初は残雪の春山を予定していたのですが、行きたい山域には雪がありません。とはいえ東北の沢始めには少し早いので、思い切って四国で沢始めをしてきました。四国の沢といえば、数年前の5月に滑床渓谷へ。その時に四国の沢について少し調べた事があって、面河渓のことを知りました。

その後高知県が「仁淀ブルー」のキャッチコピーで、清流仁淀川を盛んに宣伝していた記憶があります。(それ以前からだったか、記憶は曖昧。。)そんなことで、仁淀川源流遡行というテーマが、頭の片隅にあったのでした。

せっかく遠征するのだから「仁淀ブルー」を楽しめる晴れた日に設定したいと、かなり気合いを入れて日程を調整。おかげでこれ以上ない快晴に恵まれ、陽に輝くきれいなブルーを堪能しました。

一般の沢登りの対象となる沢とは違って沢沿いにルートも作られていて、やっかいな所や退屈な所は沢を離れてショートカットも出来るようになっていました。最初はそれじゃあつまらないからと、沢を進んだのですが、けっこう大変なところもあったので、時間と技量に合わせて沢に入ったり離れたりするのがこの沢の楽しみ方だと思いました。

「ご来光の滝」という100名瀑に指定されている滝がこの沢のハイライトのようで、沢沿いのルートもこの滝を見物するために付けられたようです。確かに見応え十分の滝でした。ここから登山道に上がる踏み跡をたどると、いつの間にか立派な道となり、ブナの萌えたばかりの新緑がそれはそれは美しかったです。

愛媛大学の小屋に到着すると、目の前には石槌山が聳えたっています。たぶん今回が最初で最後だろうからと、荷物をデポして山頂を目指しました。まあ、これは儀式のようなものでどうでもよかったのですけどね。案の定、山頂はビックリする程の人出でここでも百名山の威力を感じさせられました。

面河渓コースはとても静かで面河山周辺にはブナの原生林も広がり、歩きやすくてとても好感の持てる登山道でした。ブルーの水面と真白な岩と淡い新緑と真っ青な空のコンビネーションがこの上なく美しい面河渓で沢始めができたことは幸運でした。

こうして今年の沢シーズンが始まりましたが、行きたい沢はたくさんあっても、どれだけ実現できるのか。行動を共にしてくれる人がいるのか、いろいろと課題はあるけれど、ボチボチ楽しめればいいなあと思っているところです。

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2016.05.09
ブナの新緑とシロヤシオ・マメザクラの丹沢三峰

丹沢は五月が一番好きな時期です。ブナやカエデが芽生えて淡い緑のグラデーションが広がり、シロヤシオやミツバツツジも花を咲かせます。ちょっと標高を上げるとマメサクラも楽しむ事ができます。

今年は季節の進行が早いので、もう花も咲いているかも知れないと出かけてみることにしました。ただ当然みんな考えることは同じなので、晴れた日曜日はそうとうの人出も想定されます。そこで行程が長く展望も少ないせいか歩く人が少ない丹沢三峰へ。2年ぶりです。そういえば、あのときも新緑の美しさにうっとりしながら歩いた記憶があります。

丹沢三峰の登山道は自然林におおわれた山道で、いまでも山道本来の姿をとどめています。樹林帯の登山道ですが、本間ノ頭を越えるとすてきなブナの尾根が広がり、表尾根側のブナとは違って立ち枯れや黒ずんだ苔もついていません。

そんな新緑のブナ林に混じって点在するシロヤシオがまさに満開なのには予想外の喜びでした。花の付き具合もよくて、今年は当たり年なのかな〜

三峰を越えると標高があがるのでシロヤシオはまだ蕾でしたが、今度はこれも予想外なヤマザクラ(マメ?)がまだたくさん花をつけていて十分に目を楽しませてくれました。なんだか得した気分です。

幸せ気分で歩いたせいか、丹沢山までそれほどキツイとは感じませんでしたが、それでも5時間近くかかりましたから、やはり長いですね。大倉から蛭ヶ岳へ行くのと余り変わりがありませんから。

いつもは静かな丹沢山はけっこう賑わっていましたが、塔ノ岳に進むとその10倍以上のひとたち。最後の大倉尾根の下山はさすがに堪えました。年々木道の階段が増え、ざれゴロ石と木道だけの登山道になりつつあります。でも公共交通機関がたよりの私にとっては避けて通れない丹沢の出入口なので、これからも付き合って行くしかありません。まあいいトレーニングだと思う事にして不満の鞘を納めつつ下山しました。

あと1〜2週間もすれば1500m付近のブナもまばゆい新緑となりシロヤシオがさいて、中腹ではまだ咲き始めたばかりのアカヤシオも色づき始めるでしょう。今月中にもう一度、今度は最近恒例にしている主稜線を歩きたいと思っているけど、ちょっときびしいかな〜

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2016.04.01
ブナの信越トレイル縦走

「日本三大ブナロード」をあげるとしたら、きっとエントリーするだろうと思わせられた信越トレイル。そんなブナのロングトレイルに3日間どっぷり浸かってきました。ちなみに個人的な感想ですが、もう一つのブナロードは南会津の城郭朝日山〜坪入山です。

今年は雪が少ないので豪雪地帯の信越トレイルを選んでみました。すでに天水山から野々海池と鍋倉山から牧峠を歩いていて、どちらも穏やかなブナの山歩きが好印象でした。そこで今回はまだ歩いていない野々海池以西のトレイルを3日間で歩ける所まで歩いてみる事にしたのでした。

例年なら今の時期は数メートル近い積雪で、縦走の記録はみられません。けれど去年の印象では天候さえ安定していればとくに困難な所はないので大丈夫のはずと、入山を新潟側の菱ヶ岳としました。スキー場からゴンドラで一挙に山頂下に上がり、あとは緩やかなアップダウンのトレールをのんびり歩こうという目論見です。

ただ、ちょっと意外だったのは、地図では緩やかな地形に見えたポコが雪庇によってミニナイフエッジになっていて、所によっては緊張させられたことでした。でもそんな時にも必ずその後に広いゆるゆる尾根となって緊張をほぐしてくれるのです。

地図の等高線は緩やかなので退屈そうな地形にみえますが、雪の造作のおかげか、予想以上に変化にとんでいました。まるでアメとムチの山並みだな〜なんて思ったり。尾根の新潟、長野側とも麓が近く、標高も低いので多くの峠道が開かれている里山なのですが、すべてがブナ林で覆われていて植林帯がほとんどないという希有の里山でした。

峠道や林道が近い所はさすがに伐採二次林ですが、手つかずの原生林も多く樹高が高くて樹肌が白いのはさすが日本海に近い豪雪地帯のブナです。

山で二泊するのは久しぶりでしたが、初日は広いブナの台地、二日目は鍋倉山と火打、妙高の展望がいいポコに泊まりました。やっぱり山に連泊できるというのはいいですね。ゆったり感が違います。今年はもっと連泊山行したい!

当初は鍋倉山から仏ヶ峰を越えて戸狩温泉スキー場から下山するつもりでしたが、二日目の行程が意外と時間がかかったためルート変更。鍋倉山でたどってきたブナロードを振り返り、山座同定を楽しんだ後は、巨木の森で「森太郎」に再会してブナの山旅のフィナーレとしました。

天候にも恵まれ、いまだ真っ白なトレイルのブナロードを心ゆくまで味わうことができました。

ところで「三大ブナロード」の三つ目は「まだ見ぬ君」ですが、きっとどこかに。。。

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2016.03.06
会心の羽後朝日岳

「強く思えば願いはかなう」

私はこの言葉が好きです。強い気持ちはあらゆる行動の源泉です。

今回は思わずこんな言葉が真っ先に思い浮かんだ山行となりました。和賀山塊の羽後朝日岳が三月初旬というこの時期に実現しました。登山道がないので一般には残雪期に登られている山です。これまでも何度か計画しかけたことはあったのですが、天候などの理由でなかなか実現しませんでした。

今年はどこの山もまれにみる寡雪です。残雪期を待っていたのでは藪にはばまれる可能性がでてきました。そこでスケジュール合わせができた3月初旬の山行で、好天を条件に羽後朝日岳を計画しました。最初は今の時期に2日間東北の山で好天を期待するなんて無理だろうと半信半疑だったのですが。。。

全般に寡雪とはいえ、山域によりそれぞれです。和賀山塊の3月初旬の状況がどの程度なのかわからないため多少の不安はありましたが、天気さえよければ2日間で山頂を踏むことはできるだろうとワクワクしながら現地へ向かいました。

降雪直後だったので終始ラッセルをしながら進みました。交代しながら何とかなる程度だったので、まっさらな雪面に自分たちのトレースをつけて進むことがとても楽しく感じられました。思えばこんな山行は久しぶりで新鮮な気持ちでした。

山はほんとうに美しく、展望のすばらしさに酔いしれました。「酔いしれた」なんて、普段なら「クサい言い回し」だと思ってしまうけれど、この言葉以外今は思いつかないのです。。。きっとまだ余韻が強いからなのでしょう。

念願の羽後朝日岳に行けたのに、あと1日あれば和賀岳まで足が伸ばせたと、欲がつきません。遥かに見渡した和賀岳への心残りは次回へと繋ぐ「強い思い」として大切にあたためておくつもりです。

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(中央奥が羽後朝日岳)             (中央奥が和賀岳)



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2016.02.14
北蔵王連峰縦走顛末記

2月11−12日に北蔵王連峰の縦走を計画しました。なにしろ厳冬期で初めての山域です。計画段階から半信半疑の状態で、天候と雪の状態次第であわよくば。。。と、かなり「無謀」な計画だったと思います。出発は朝東京発と、のっけから本気度が感じられません。

天気予報では珍しく東北地方も高気圧にすっぽり包まれる好天のはずだったのに、山は強風の曇天。声に出さずとも予定変更の雰囲気をただよわせながら、とりあえず笹谷峠をめざしました。稜線はさらに強風で、前日の新雪で雪の状態もよくありません。地元の経験者のアドバイスもあり、縦走は中止しました。荷をデポして行けるところまでピストンすることにしました。

最初の峰であるカケスガ峰に乗ると雁戸山がガスの切れ間に見えてきました。小振りながら美しい鋭峰です。とくに危険箇所はないので行けるところまで進み、山頂直下の急登前で引き返しました。結局この日は誰も雁戸山に登れなかったようでした。

山の天気の法則通り、下山を始めるとようやく天候が回復し、笹谷峠の北側に連なる山形神室から大東岳の展望を楽しむことができました。どちらもちょうど今の時期に登っている愛着のある山たちです。

この日は笹谷峠近くの山工高小屋を利用させてもらいました。夜はすごく冷えたので小屋の中でテント泊となりました。こんなことになるだろうと、翌日のプランに抜かりはありません。

早朝に下山後、蔵王温泉に向かい、ロープーウェイで一気に蔵王山頂駅へ。さすがに蔵王。平日なのにスキーヤーやボーダラーで大にぎわいです。シューハイカーもちらほら。まずは熊野岳に登ります。昨日とは打って変わって快晴のもと、正面に朝日連峰、左手に吾妻と安達太良。奥に飯豊。右手には月山、鳥海山も霞んで浮かんで見えました。すばらしい展望です。

さて、ここからはトレースのない名号峰をめざします。雄大で穏やかな山並みを見渡しながら、静かな展望の山歩きを満喫しました。今まで蔵王は敬遠していた感がありますが、ひとたびメインコースを外れるととてもいい雰囲気の山歩きが楽しめるのだと実感しました。

計画では北蔵王縦走コースを南下して到達するはずの名号峰へ。ここまでくると雁戸山から避難小屋のある八方平が指呼の間です。高望みした美しい双耳峰を心ゆくまで眼に焼き付け、再訪を願ったのでした。まずは無雪期に縦走することから始めるのが筋ですね。

最後は峩々温泉方面に下ります。ゆったりとした気持ちのいい山歩きがたのしめるコースなのですが、地形が入り組んでいて積雪期は読図が必須です。そんなこんなを楽しみながら無事に下山いたしました。

怪我の功名とでもいうのでしょうか。当初の計画があっけなく頓挫したおかげで、たぶん一義的には計画することはなかっただろう蔵王連峰の魅力を感じることができてよかったと思っています。

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2 Comments

  1. 八方平でお釈迦様に説法をしたmakiです。
    余計な話をしてしまったと反省しております。
    山人モコモコさんのお知り合いと知っていたら・・・
    お二人の山行実績も知らず
    まったく余計なアドバイスをしてしまい、失礼いたしました。
    私の真意は、「2月11日の積雪の条件が悪かったので、南雁戸山を越せるかどうか心配」でありました。
    また蔵王にいらしてください。

    Comment by 槇茂 — 2016年3月2日 @ 9:01 PM
  2. makiさん
    よくこのサイトを見つけて下さいましたね。ありがとうございます。
    山人さん達ともお知り合いなのですか。。たぶん山形では翌知られているのかも。。。

    あのときは的確な「説法」をしていただいたおかげで、結果的にはとても有意義な山歩きが
    できました。翌日、熊野岳から名号峰を歩くことができたのですから!!最高の展望と
    ゆったりとした雰囲気がとても気に入りました。

    雁戸山越えはまたタイミングをみてトライしたいと思っています。今回はdiscover 蔵王という
    感じでした。山形はいい山がたくさんあって羨ましいです!

    Comment by akiko — 2016年3月2日 @ 11:56 PM

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2016.02.08
安達太良くろがね小屋で親睦会

あっという間に、あれから一週間も経ってしまいました。

1月31日〜2月1日、HPの数少ない相互リンク仲間の「山人小屋」さんご夫婦、郡山のyukiさんと4人で、安達太良山のくろがね小屋で親睦山行を行ないました。2012年9月の南沢以来3年半ぶりの再会でした。

これまでも山行のたびにちょくちょく、山人さん達の羨ましいような呆れるような山行のうわさ話をすることがあったのですが、また会いたくなったので「親睦山行」を企画。すぐに快諾のお返事をいただき、なんとか日程調整をして実現しました。

くろがね小屋はyukiさんのホームグラウンドで小屋番さんとも親しいし、正真正銘の源泉掛け流し温泉にも入れるし、吹雪いても計画を中止しなくてすむし。。。

当日の朝郡山駅に集合。途中で宴会の食材をイヤと言うほど買い込んで安達太良高原スキー場へ向かいました。それにしても麓からしてかなりの強風です。ひごろ風にはめっぽう弱いので、いい耐風訓練になるだろうと半ば期待もしたのですが、幸か不幸か午後には微風となり、順調に山小屋に到着。

くろがね小屋は冬でも手軽に利用できる百名山小屋だけあって、最近はとくに人気が高くすでに3月末まで土曜日はすべて満室とのこと!まあ、そんな状況をみこして週末をはずしたおかげで、ゆったりと快適な山小屋ライフをエンジョイできました!

その日のお客さんは私たち以外は4人だけで、みなさん自炊だったため、小屋のスタッフも一緒に鍋を囲んであれこれおしゃべりがつきませんでした。

そもそも最初に山人、モコモコさんと出会ったのは、6年ほど前の残雪期に飯豊の二王子から門内岳を縦走したときのこと。藪と雪の二ツ峰を登っている時にすれ違い、「ひょっとしてakoさんですか〜」と声をかけられてビックリ感激したのでした。あんな場所で出会うのは何かのご縁なのですね。その上、のちに一緒に山へ行くようになったyukiさんも山人さん達と知り合いだったのでした。

もともと沢指向の山行を楽しむ同志です。雪の山小屋なのに、自然と話題は沢へと向かいます。彼等はすでにわたしが行きたい沢へたくさん行っているので、聞きたいことが山ほど。そうこうしているうちに、いつの間にか今年の合同沢旅プランができあがりました。イワナをつりながらのんびり南会津の沢を逍遥するなんて、考えるだけでワクワクします。最後には皮算用が過ぎるとみんなで大笑いしながらも、楽しく夜は更けて行きました。

そうそう温泉にも、到着してからと寝る前に二度、ゆったりと浸かって極楽気分でした。夜の宴会で今回の山行は目的が達成された気分になったのは、わたしだけではなかったようです。

翌日は山小屋の朝とは思えないゆっくりとした起床となり、他のお客さんを見送りながらストーブのまわりにたむろし、だれも山頂へ行く気配を見せません。ちょっと山奥にある一軒宿の温泉に観光旅行に来たみたいだと言いながら山小屋をあとに下山したのでした。

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2016.01.17
アルプス色々

トレーニングのつもりで西丹沢の山歩きを予定していたところ、山装備を持たない友人からどこか歩きたいというリクエストが舞い込んできました。トレーニングはいつでもできるし、ちょっと愚痴を聞いてもらいたいこともあったので、さっそくOKの返事。

ではどこへ行こうかといくつか候補をあげ、一番手軽な三浦アルプスに決めました。5年前に歩いて好印象だったからです。数日前に沼津アルプスを歩いたばかりだったので、またまた、なんちゃってアルプスのハイキングです。こんな山行ばかりして、もうおばあちゃんになった気分ですけど、色々な山が楽しめるようになったのはいいことです。

逗子駅に降りると、まあ、ビックリ。ハイカーがあふれかえっていました。まさか、みなさん三浦アルプス?バスも長蛇の列なので恐れをなし、先手をうって登山口までタクシーで直行。4人で乗ればバスと同等料金程度です。まずは出発点の仙元山へ。相模湾を見渡す気持ちのいい公園で、正面にはどーんと富士山。

一服してよく整備された登山道を進みます。湘南の低山は照葉樹林帯なので、真冬でも緑が濃く、なんだか一気に春の気配です。一度下ってから250段の階段を登り、分岐を南方向に進むと小さなアップダウンが続く南尾根となります。所々で海を見渡しながら快適に進みます。途中ドングリの大木の並木が特徴的な場所を過ぎると少々道が狭まります。

近いようで意外と歩きでがある尾根です。だんだん藪っぽいところも出てきます。前回はコンパスも地図も持たずに歩いて何度か違う尾根に引き込まれたあたりですが、4月だったので山吹の群生がきれいでした。今は椿の赤い花が緑に映えてきれいです。

乳頭山は遠目でみると確かにそんな形をしていますが、山頂は樹林で覆われ山頂らしくないところです。ここまでくると相模湾と反対側の東京湾を見渡すようになりますが、こちら側は鉄塔群や工業施設が多く、最初に雰囲気のいい相模湾をみているので、ちょっと興ざめです。

ここからのコースはいくつか選択枝がありましたが、ずっと自然歩道が続いて東逗子駅に下れるルートを進むことにしました。山深い雰囲気の遊歩道ですが、地図をみると緩やかな尾根の両側は住宅地のようです。

三浦アルプスは200mに満たないポコが続く尾根で、「アルプス」という名称をつけるのもはばかられる気がしますが、このあたりは鎌倉アルプスだの逗葉アルプスだの、こうなると微笑ましいご愛嬌です。一方、数日前に歩いた沼津アルプスは、最初はたかが一番高くて400mと、軽く見ていたのですが、侮れませんでした。低山に不釣り合いなほどの急斜面のアップダウンの連続で、事実、年末にあるいた丹沢山よりもきつかったです。

いずれにしても年初早々に、二つの「アルプス」を歩いたわけですが、どうなんでしょう。やはり来月からは雪山復帰したいです。

三浦アルプス1三浦アルプス2三浦アルプス4三浦アルプス5三浦アルプス6



5 Comments

  1. そろそろ季節だねぇ~(^^♪↓
    http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-93246.html

    Comment by mt-sam — 2016年1月22日 @ 10:12 PM
  2. samさん
    まだ覚えていてくれたのね。ありがと。
    最近はちょっと先でも一寸闇状態なので、確定出来ないけれど
    行きたいなあ〜です。

    Comment by akiko — 2016年1月22日 @ 11:18 PM
  3. お久しぶりです(^^♪
    なかなか丹沢山の雑記帳が交信されないのでこちらへ・・・

    大雪翌日さらっと丹沢山に行かれたのですね(凄い)
    テント装備を背負って歩いているので
    体幹がぶれず歩けるのですね(👏)
    こちらは、宮ケ瀬からと思ってたけど雪深く駐車出来ず・・・
    松田町 寄方面に流れてしまった。

    柄にもなくスノーシューなど始めました
    残雪の春山巡りなど出来たらいいな と思っています(日帰りです(^^♪)

    Comment by kazika — 2016年1月29日 @ 12:40 PM
  4. kazikaさん

    コメントありがとうございます。最近は記録の更新をさぼっていること、自覚してます。。。
    南岸低気圧通過後は丹沢へgo! っていう感じで行って来たんですが、予想よりも山はだいぶ積雪が
    あって楽しめました♩
    塔ノ岳から丹沢山が大変で、ワカン持って行かなかったことを後悔。過去にも経験済みなのに、それほど
    でないと甘くみてました。(一応二番手)いつもの倍かかり久しぶりの9時間行動になってしまいました。
    この週末にまた積もりそうですね。
    シューいままで使っていなかったとは意外。。。春山はいいですよね〜。日も長くなるし、天候も安定
    するし、南会津がいいんじゃないでしょうか♩

    Comment by akiko — 2016年1月29日 @ 11:28 PM
  5. 計画通3月15~18日(予備日1日)で決行予定。
    kuken/yukiちゃんにも声かけてみてねぇ~♪

    返信はヤマレコメールにて。

    Comment by mt-sam — 2016年2月11日 @ 6:36 PM

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